お久しぶりです
先日子供の4ヶ月検診があり、お尻の上の方の窪みについて指摘され、翌日に総合病院の小児科へ受診して来ました
おそらく大丈夫そう、との事ですが今月末に今月末にMRIを鎮静して受けることになりました
同じように言われた方の為にも、お尻の窪みについて私なりに調べたのでどなたかの参考になれればと思います
二分脊椎とは
二分脊椎は神経管の形成不全に伴う奇形症候群の総称です。
簡単に言うと、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時に、上手に脊髄を作れませんでした、ということです。
脊髄は脳と全身をつなぐ神経の通り道で、首〜背中〜腰の中で脊椎(いわゆる背骨)に囲まれています。
二分脊椎の子供達の多くは、この脊椎の部分が不完全な状態(開いている)ため、二分脊椎という名称が付けられています。
実際には、背骨の一部が分かれていること自体にはあまり問題はなく、脊髄の形成不全の方が問題となります。
1️⃣開放性二分脊椎:
明らかに皮膚の一部が欠損している場合は、開放性二分脊椎と呼ばれ、脊髄髄膜瘤・脊髄披裂という疾患が代表的です。
こちらの原因として、葉酸不足や一部の薬剤の影響が知られていますが、全ての方に当てはまるわけではありません。
2️⃣潜在性二分脊椎:皮膚は何とか閉じたけど、皮膚の下で色々な形成不全が生じている場合を、潜在性二分脊椎と呼ばれ、脊髄脂肪腫という疾患が代表的です。
こちらは原因については遺伝的・後天的ともに明確な原因はわかっていません。
近年では、明らかに大きな脂肪腫だけではなく、脊髄の末端についている終糸という組織の小さな異常(終糸脂肪腫、終糸緊張症、低位脊髄円錐など)でも、脊髄係留症候群との関連性があることがわかっています。
5ヶ月の子供にMRI撮るのも鎮静剤を飲ませるのも本当に心が痛いですが、しっかりとクリアにして新年を迎えたいなと思います
それでは、また〜