お久しぶりです。 「やわらかい服を着て」を数日前に観てきました、レポにもなってない変てこな感想みたいなのをダラダラ時間をかけて書いてみました、

読み返すと変な文だなと思いますが、こんなのしか書けないので一応自分の記録として残しておきます。



先月末のB公演に初めて入り、凄くよくて感激感動し、昔はこの直後にハイタッチ!もできたのか、なくて残念なんて思いつつ帰った夜、

何かのどがムズムズし始めたと思ったら その翌日には発熱し、自分としてはめったにないほどの大風邪で何日も寝込んでいました。

さすがにもう治ってますが、結構長引いた風邪となり、あの日ハイタッチ!がなくて本当によかった、 もしもハイタッチ!をしていたら、あんなに素敵なパフォーマンスで魅せてくれた彼女らに風邪の菌をばらまいて帰るというとんでもないことを仕出かしていたところでした。

初めて入ったAKB劇場でのことを書きたいと思いつつ、書かないで日が過ぎ、


今日はたなみん出演の舞台「やわらかい服を着て」の最終日、昼の部に行ってきました。

で、これから舞台の話を少し…。

新宿駅から西新宿駅まで歩き、所沢行きに乗って各駅で2つ目の「下落合」で下車。

「下落合」、初めて来ました。小さい駅でした。

劇場は線路沿いに真っ直ぐ2分歩いたところ、かわいい建物で、外まで人が並んでました。

今回の舞台は事前にネットで申し込んでいたのですが、お金は当日払いで今までのような銀行に振り込むのではありませんでした、主催者側にとってはお金を振り込む形にした方がいいのではとちょっと思いました。

客席は前列2列は平らな床に椅子を並べたもので、3列めから後ろはなだらかな坂がついた床に据え付けられた椅子が並んでいました。

私の席は前から5列目からの真ん中通路の横、ぼやぼやしていたら前列2列の生写真付きのお席が売り切れてしまい、一般席を買ったのですが、それでもまずまず舞台に近い席で凄く見える席でした。

劇が始まるのを待つ間舞台も客席もこうこうと明るく、こりゃ演者さんのお顔がはっきり見えるのはいいけど、こっちの顔も丸見えで何か恥ずかしいなと変なことに焦り始めてましたが、 始まった時には客席はちゃんと暗くなってくれて、ホッとしました。

舞台は長テーブルが置かれた事務所で、ずっとその場所で演じられるお芝居となりました。

この劇については、たなみんが出演するということ以外は何の情報も持たずに見に行ったので、どんな話になるのか全くわからずに臨めたから新鮮な気持ちで鑑賞できました。

まず最初は、全員が事務所に雑魚寝していたのが起床する場面から始まり、 男女入り混じった若者9人が雑魚寝を見て、なんかこの中でぐちゃぐちゃ恋愛話でもあるのだろうかと、単純に予想した私でしたが、 そのような乱れた恋話はなく、非常に真面目なお話でした。

ただ唯一、会のリーダー男性には婚約者がいるのになかなか結婚せずにいるのと、リーダーを尊敬はしつつも仲間として振る舞ってるメンバーの女性(この二人が主役)、これって両思いじゃないの?二人はくっつくのだろうかどうなのかというところと、二人の仲を疑う婚約者と、女性を好きな男がやはり二人の仲を疑い嫉妬で狂ったようになるというところがあったけれども。

たなみんにはスタアの時のようなラブシーンぽいのは全然なかったです。

2003年のイラク戦争への反対を唱える9人の若者、人道支援活動を行う小さなNGOの集団での、理念とか葛藤などが描かれていて、 役者さんは全員、そういった人のために尽くす役への演技は自然で、この人達は本当にそういうことをしている人たちなのではと、頭の単純な私は最後の方にはそう思い込んでしまっていたほど。

劇の後のトークの自己紹介で、一人ひとり役名と、本当の名前を言っていたのですが、

「役名ですっかり覚えこんでしまってたので、名字を聞いてへ~こんな名前だったのかと感じた」と主役をした役者さんも言ってました。

トークショーの最後に、モデルとなった団体の代表をしている女性がスピーチをしましたが、スッキリと表情の引き締まった年配の女性で美しさを感じました、

今見たばかりの劇が絵空事ではなくjて本当にこのような生活を送っている人がいるのかと思うとぞくっと来るものがありました。

理想と信念を持って日々頑張っていても金銭的に報われるわけでも、感謝されるわけでもなく、誤解され職場で居づらくなり、実際に仕事をやめてしまい、代表の男性は商社に勤める身であったのに、日雇いにまで身を落とし…、水道もとめられるほど貧乏になり、世間からは理解されず非難され、婚約者との関係も悪化しと 自分には真似できないなと思いました。

しかし、社会正義を貫こうと日々頑張る代表や、彼の仲間たちの生き方には感動しました。

日和見であるときは気持ちよく支援しているようでも、 会が世間から糾弾されるや一緒に非難する側にまわり、でもまた風当たりが変われば非難をゆるめて友好に振る舞ってくれる、世間にありがちな態度をとり長いものにはまかれろ式な、会の事務所の大家さんを演じる俳優さんは 孫のいるおじいちゃんとしてのコミカルな演技をしつつも、やはりかっこよくてオーラが感じられました、この人が水谷あつしさん。

主役のリーダー役の俳優さんはもちろん台詞が多く、会のメンバー皆に気を配る、信念と理想を持つかっこいい生き方をする人で、私は見ているうちに劇中のリーダーをすっかり恋をしてしまいました、だって凄くかっこいいんですもの。

婚約者の女性もリーダーと同じく商社に勤めるかっこいいキャリアウーマンでびしっとスーツを着こなし、でもリーダーと違って理想に偏らず現状を見て世間とも折り合いをつけてやっていこうよという考え方で、そこがリーダーの妥協はできないという考えとぶつかってしまい、二人の仲はぎくしゃくしていて。

会のメンバーの新子さんはリーダーを尊敬している理解者で、でもリーダーに婚約者がいることを重視もし、それから新子さんを愛してる凄く短気な子供っぽい男性に気持ちを受け入れているのか?

他の解説を読んだら、リーダーと婚約者と、新子さんと短気な男との2つのカップルよりも、リーダーと新子さんの組み合わせの方がお似合いなんじゃない?

この二人がくっついてほしいと観客は自然と思わされてしまうように劇が出来ていると、言ってるのが有り、 私はまさしく、そう思わされて、お互いへの気持ちを表に出さないけど、この人たち本当は両思いなのじゃない?この人たちがうまく行って欲しいと、途中から力を入れて劇に集中してました。

タイトルが「やわらかい服を着て」というのは、どうしてこのタイトルなのだろう?と、このお芝居を見るまでなんとなく考えていて、主役のリーダーが実際にやわらかい服に着替えるシーンがあったので、だからか!とも思い込んだのですが、

1日たって、ネットで色々見てたら、やわらかくない服というのは軍服という意味で、やわらかい服というのは軍服ではない服を着るという反戦的な意味であると解説しているブログに行き当たり、これが正しいのかどうかわからず、でも正しいのかなとか、よくわからずに今少し気持ちがもやもやしています。

主役二人がお互いに、リーダーは新子さんに新子さんを待っている短気な男性のとこに行ってあげなよと、新子さんは新子さんでリーダーに婚約者との仲を修復しなよと、二人で熱心に言い合っているうちに 引き寄せられるように舞台の真ん中で二人が抱き合うシーンには、これまでのもどかしさが晴れて爽快な気分(両思い成立!)と私はなったのですが、

でも予想に反して二人の仲は進展せず、それも自然に進展しないのではなく、二人の仲をこれ以上は絶対に進めないという新子さんの強い意思のために半年たっても進展してないのが、だんだんにわかり、

何故?何故?何故?と不思議でした。

既成事実(黒)があっても、なかったように白く振る舞う、他のメンバーに強い疑惑をもたれてもひるむことなく白の態度をくずさない新子さんが意外で、なんとたくましいヒロインだと驚かされました。

劇が始まったばかりのときは、情熱的だけど単純な女の人だと思ってましたが、どうしてどうしてモンスターのようにたくましい女性で、

私が新子さんだったら、リーダーとの仲を進めたい、結果別れることになり気まずくなって会を離れることにんなることもありそうですが、仲が進まなくても既成事実があったのだからどっちみち気まずくて会を離れることになりそう。

ですが新子さんにとっては、ありがちな色恋よりも、それよりも社会のために平和活動を続けるための場を守りたい気持ちの方がずっと優先順位が高かったようでした。

この主役二人は台詞が多く本当に魅力的な役でした。

たなみんの役はブログにありましたがとても素敵な脇役で、主役に比べたら出番は少なくても、そこそこ出番もあり個性にあった面白い台詞がたくさんあったので、ファンとしては大満足でした。

たなみんはまだ年齢的に若いから新子さん役は今の時点では適役ではないのかもしれないけど、とても複雑で魅力的な役だったので、いつかこういう役を演じるのも見てみたいです。

この劇のお話は世間から理解されず非難され金銭的な報いもなく、でも信念を持って生きる若者(全員が色々あっても活動を離れない)たちが描かれていて、 数年の時間が経過していくのですが、登場人物それぞれの成長物語でもありました。

得体のしれない若者で、社会人としての態度が全然なってない無知な若い子が、最後の方には信念を持った頼もしいメンバーに成長していたり、

たなみんの役も、劇の最初には会に入りたての新人で先輩に「ハイ、ハイ」と教わってる女子大生だったのが、後半には後輩にダメ出しをするしっかりした先輩に成長していて、

これを見ていて、AKB48の3期生で巨大化したグループの中で今や古参の先輩格になってる実際のたなみんと、寛美ちゃん役が私の脳内で重なって、ちょっとうるっと来てしまいました。

リーダーもそうだけど、他のメンバーも職を失ったり、水道をとめられほど貧乏したり、たくさん苦労をしながら活動をやめない、凄く強いんです、

普通の人とは全くかけ離れた生き方をする人たちがいるのだということを思いらされました。

劇中でリーダーがギターの弾き語りをしたのも凄くよかったです、これもう一回見たいし、聞きたいです。

全員の衣装も劇が進むごとに全員が数回皆のキャラクターに合わせて変化していくのも面白かったです。

女性の登場人物4人の服装も皆違っていて、 たなみんは一貫してずっとミニスカートで、

同じくずっと美脚を披露してた先輩女性の短パン姿はたなみんのミニスカとはまた違う雰囲気で、

キャリアウーマンの婚約者はモノトーンのキャリアスーツ、

新子さんは民族調のぞろっと足首までくるロングスカートでした。

たなみん演じる寛美ちゃんのルックスの変遷も私にはとても面白かったです。

たなみんは3着衣装を変えましたが、1着目と2着目のときは、あえてアイドルオーラを封印しているのかなというくらい地味に見えました。

ミニスカートで美脚が歴然としているのはよしとして、

上半身にずっともたっとした羽織るものをかぶっていて、せっかくのスタイルのよさを目立たせないというかむしろ隠しているような格好で、大きなメガネをかけて、メークの色味も少なく、こう言っては失礼なのですが、かなり野暮ったいような(たなみん、ゴメンなさい)

寛美ちゃんが生真面目な女子大生で、時に感情的になりやすく、融通のきかない子なので、役作りなのかな?と思いました。

それが後半、3着目の服が体にピッタリ合ったワンピースで色は地味(茶色っぽい)なのですが、それを着たたなみんが別人のようにかっこよく、今まで封印してたアイドルオーラが全開になった~と、私は目を奪われてしまいました。

ワンピースはノースリーブで襟ぐりが広く、長い首、鎖骨、引き締まった腕、今まで隠していたところが全部美しくあらわれて 大きく顔を隠していたメガネもなくして、メークの色味も赤みがまして、私の知ってる美人たなみんがそこにいました。

3着目の衣装は最初テーブルの後ろにいたから上半身しか見えず、それでも十分にすっきりとしたかっこよさが伝わって、 寛美ちゃんも社会人になって垢抜けたというのを、ルックスの違いで表現してるのだと思ったら、

テーブルの前に回ってきたら、下半身は超ミニで服の生地がひらっとやわらかくて、 あら寛美ちゃんセクシーになってと驚きました。

そしたら後半の台詞で、既に専業主婦になってると知らされ、 それも相手は会のメンバーではない外部の人で、これからは時間もあるからより会の活動に専念できる的な台詞も出てきて、 あらら寛美ちゃんたら、新子さんとは違うけど、これはこれでかなりしたたかな女の子だったのだとわかりました。

たなみん、前回の「黎明浪漫譚-れいめいロマンティッ」では結婚を目前にした女の子(お腹はまだ小さいけど妊婦)で、「独りぼっちの地球人」では結婚式当日の花嫁でしたが、今回は既に主婦にと、

たなみんの役、結婚づいていますね~。

劇の後のトークショーでは主役だった人がここでも一番雄弁で、司会もしつつ、自分もしゃべるという感じでしたが、 役作りのために全員で国会議事堂に行ったという話をしてました。

彼女がAKBだから人に撮られないように気を遣ったと言ってました。

女性の方の主役新子さん役の女優さんは、劇中の情熱的で雄弁な彼女がしっくり来ていてそのまんま の人かと思いきや、控えめで寡黙な感じでした、

この人も自分とは違うキャラを演じきっていたのだと分かりました。

ハーフみたいな華やかな目鼻立ちの小顔の美人さんでした。

全員がイラクのための本物の活動家であると、劇中の世界にしっかり入り込んでた私は、

皆が口々に、こういう作品を演じるのは初めてで、知らないことばかりで勉強が必要だったと語るのをきいて、 プロの役者さんって凄いなぁ、全員が本当に自然な演技でぐいぐい引き込んでくれてさすがだなぁと、心底感心しました。

あれだけの膨大な台詞を覚えきることを考えるだけで素人には絶対できないと思うし、

無理やり詰め込んで何とか暗記できたとしても絶対に棒読みでしか台詞なんて言えやしないし、

ほんの一言でもたった一人でもそういった不自然な演技の人がいたら、観客を劇の内容にひきこめやしないでしょうね。

たなみんを含めた全員が、皆演技が凄くよくて、プロの集団という感じでした。

たなみんに注目し始めた数年前は普通にアイドルとして見ていただけでしたが、今では、女優さんがアイドルもしているという解釈を私はするようになりました。

トークショーが終わって、私の隣や前にいたおばさま集団、皆知り合いっぽい人が5~6人が、

「AKB?」 「AKBにいるって行ってたよね」
とたなみんを話題にしだしたのを聞いて 割り込んで

「AKB48の田名部生来さんですよ」
と教えてあげたくなりましたが、知らない人に口をきく勇気が出なくて黙ってました。

多分アイドルが劇に出てると、ルックス的には華やかに目立っていても、演技的には皆よりも下手で全体のレベルが下がるという印象を普通は持っているのでしょうが、

たなみんにかぎっては演技も自然で、アイドルとしての悪目立ちは一切なく、皆と一緒に劇中にぐいぐい引き込んでくれたから、AKBが混じっていたと後で知って驚いたのかな~と、おばさまたちの会話をきいて感じました。

こうして、ダラダラ書いていると、やはり私は感想しか書けず、レポには全然なってないな~と読み返してみると恥ずかしくなってきてます。 普段は考えないことを感じさせてもらえる、本当によい作品でした。

人のために生きる生き方も、そういうことをする人も美しいですね。 たなみんを通して、「やわらかい服を着て」を鑑賞できてよかったです、ありがとうございました。

これDVD化されるという話をきかなかったけど、DVD化してくれたら嬉しいのだけど…。

たなみんと、皆の、細かい表情や、台詞のお芝居…たった数日で終わってしまいもったいない、もう一回見たいなぁと思います、DVDになってくれたら買いますよ!