
先日、東京の木蓮社という出版社から発売された短歌集。
「わが家の天使」後藤瑞義
が、伊豆新聞にも昨日掲載され紹介されました。
短歌という限られた語彙の中で、表現される内容はとても重いものが多く、読んでいてもご苦労された様子がよく分かります。
ほとんど歌集というものを手に取ることがないのですが、著者の方が河津出身ということと、出版社の方のご好意によって読ませていただくことができました。
表紙に使われた写真は下田「海善寺」にある石仏でマリア観音と呼ばれているそうです。
まだ詳しく調べてはいないのですが、こちらも複雑な歴史がありそうな感じがします。
一般的にマリア観音とは豊臣秀吉のバテレン追放令や江戸時代のキリシタン禁止令で弾圧を受けた者達によって造られた観音菩薩像を模した聖母マリアの像の事を指すらしいです。
マリア観音といっても、その形状は地域によってさまざまあるようで、手に十字架を持っているものや、子供を抱く母親の象、今回表紙に使われた千手観音のような像などなど。
ちょっと調べてみたら、長野県木曽郡大桑村の妙覚寺庭園内の石室に安置されている石仏は、下田のものとそっくりな気がするんだけど…。
気になるなぁ~。
ちなみにこちらは「天保三辰年」(1832)に作られたようですね。

きっとどこかに同じマリア観音が存在している気がします。
「わが家の天使」というタイトルですが、芥川龍之介「わが家の古玩」からきているのだろうか?
今度ぜひ伺ってみたいものです。
後藤瑞義さんのHPはこちら→人徳の部屋