81歳、要介護2、独居の母。


2年半前から、入退院を繰り返していて、先日またしても緊急入院となりました。



…………それにしても、この数年

母は何度、緊急搬送や緊急入院を繰り返しているのだろう……真顔



2021年の年末に初めて緊急搬送された後、区分変更で要介護4になった時に、もう独居は無理と当時の主治医に言われたこともあり、特養に申し込みました。


経済的に、施設は特養しか考えておらず、決まるまでは、と、介護保険を使って支援をいれてやり過ごしており


今、母は要介護度が2まで下がったため、滅多なことでは入れないのですが、申請したままにしていました。

特養は基本的に要介護3以上ですが、要介護2でも事情がある場合で空きが出れば稀に入れることもあるようで、取り下げなくてもいいと申し込んでいた施設から言われたので


ちなみに、本人は特養に本音では行きたくないこともあり、区分変更申請はできますが考えていません


そして、特養ではなくて、サ高住みたいな所とか、要支援程度の元気な人でも入れるような民間の有料施設ならいいかもしれない(というか、私は将来そういう所に入りたい)ですが、経済的に特養以外は無理なのです…お金って大事!



母は足腰が弱り、持病を色々抱えているものの、頭はしっかりしています。

施設に入るのは惨めなことと思っているのは感じており、また、頭がしっかりしているだけに、プライドが高くネガティブな母にとっては特養がつまらない場所になってしまうと思われ、親不孝娘の私にも、こう見えて葛藤があり一旦取り下げようか悩んでいたのですが


こういうことがあると、やはり独居はそろそろ限界なんだよなぁ…と今までも何度も思っているのですが改めて感じてしまいます。 



でも、面会時に本人は


「やっぱり疲れと睡眠不足がいけないのよね…人が入ると忙しくて疲れちゃうから」 

倒れてからは最初はガッツリ支援を入れていたのですが、一日に複数人(回)入るのを嫌がったため、今は月〜土に、ヘルパー週3、訪問看護週2、訪問リハビリ週1という感じで入っていただいています


「早食いが良くないのよね、看護師さん来るの早いから(ちなみに11時)、その前に朝食急いで食べないといけないのよ」


とか、私からしたらツッコミどころ満載な発言をしていました…病人なので流しましたが…


思うような家事はもうできないのですが、細かく完璧主義な性格故にいろいろと割り切れず、無理にやろうとして自分で自分を忙しくして、食事がどんどん後ろにズレ込んで寝る時間もズレていく…で、体調を崩す…という悪循環なのです。

それなのに、支援が入っていることが体調を崩す原因と捉えているのが、なんとも…ね…😮‍💨

施設のように24時間見守りがあって、看護師さんもいて3食用意されて規則正しい生活が送れれば違うと思うのですよ…



どうしたらよいものか悩ましいです……



「とにかくストレスがいけないのよね、毎日人の出入りは激しいし、何の楽しみもなくてストレスだらけよ」

「もう鬱よ」


って年中言っており真顔


確かに 

痛みもあり体が思うように動かせないことも

本当は気が進まないがやむを得ず介護保険のお世話にならないといけないことも


ストレスになるのは理解はできますし(ストレスは体調にも影響しますし)、気の毒には思いますが…


娘に依存するのではなく、自分の交友関係を大事にして、自分の楽しみを見つけて欲しかったなぁ…というのが本音です。


私は母と住むのはもちろん、ヘルパーさんの代わりに頻回に通うのも(多分、これが母は一番望んでいるかもですけど)精神的に私が病んでしまうと思うので無理です(たとえ時給2,000円出すと言われても無理)、親不孝と思われるかもしれませんが、親子関係は人それぞれなので…


そう、娘に思われるのも気の毒ではありますが(老後ってほんと人生の答え合わせだなと思います)、やるべきことはやっているので許してもらいたいです


なんでしょうね

親が、思うように体が動かせず、自分の人生を悲観してネガティブになっていると


私が「人生何があるか分らないから、やりたいことはやれる時に!」と楽しもうとすることが、何か悪いことのような気にさせられるというか、気が引けるというか…


そして、自分を犠牲にしてでも尽くそうと思えず、本人が望んでいるであろう行動が快くできないことに、葛藤も罪悪感もあるし…

 

考えると胃が痛くなります…


うちの子は2人共、私と違ってそういう繊細さは持ち合わせていないので(逆に子育て間違ったか?苦笑)、こんなことで悩まないとは思いますが


常に、自分の老後は自分で機嫌をとれるようにと考えています。



先日、10年以上前の本ですが

上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』を読みました。

 

既婚者であっても、人はいつかは「おひとりさま」になる時が来る可能性があるわけですが、この本の中で印象的だった言葉があります。


「家族に頼らない老後」


「さみしいと言える相手をちゃんと調達しておこう」


「いつでも泣き言を聞いてくれ困った時に助けてくれる人を調達し、かつメンテナンスしておくこと。

友人とはそのためのもの」


もし母が読んでも絶対に響くことはなく 


自由に自分の好きなように生きてきて、財力と健康と交友関係があるから言えるのだ、と言いそうな内容でしたが


私は、努力して勝ち取ってきたものだと思いますし


子ども達には自分の人生を大事にして欲しい思いが強いので、改めて肝に銘じておこうと思いました。