81歳、要介護2、独居の母。
直腸脱の再手術後、結局今回も失敗となり
手術で肛門に埋め込んだテープを抜去した後に退院し
先日、退院後の外来に行ってきました。
母の話を聞いてもよく分からなかったので
主治医の先生から詳しく聞いてみました。
ざっとこんな感じ…だったと思います。
直腸を肛門内に戻して、脱出しないように緩んでいる肛門にテープを埋め込んで締めたわけですが
もう、骨盤自体が下がっていて、直腸だけでなく、周りの脂肪や筋肉、他の臓器(小腸など)など全体が下がってきているため
(子宮は既に脱になり数年前に摘出しています)
どうやらその重みで、埋め込んだテープが露出してきてしまった。
そして、そこが排泄物で感染してしまった。
この状態では、きっと再手術をしても同じことの繰り返しになるだろうし、この術式はもう無理だろう
以前、腹腔鏡で、お腹の中で直腸を留めるという手術をしていますが、こちらも再発、再手術をして、これ以上はもう無理と判断されており
(直腸脱になって一番最初の術式は今回と同じでしたが、再発したため腹腔鏡での手術を2回しています)
直腸脱も、もうその状態で付き合って生きていくしかないだろう…
ということのようです
傷自体は、良くなってきているということで様子見で、2ヶ月後にまた外来に行くことになりました。
母の場合は、脱出が相当大きいわけで
歩く時も直腸が脱出してしまい歩きにくいし
傷がついて出血もしやすくなる
自分で戻さないといけない
脱出が大きくてそれもうまくできないらしい…
排便コントロールができず失禁してしまう
なので、もうずっとリハビリパンツとパッドを重ねています
などの不都合があるようで
直腸脱は命に関わる疾患ではないですが
想像するだけで、著しくQOLも尊厳も損なわれていることは明白ですよね…
骨盤臓器脱は出産経験有の高齢の女性に多いそうなので、骨盤底筋を鍛えて予防したいと強く思います…
経過観察や検査や予防接種などを欠かさない母なので
控え目に言っても恐らくあと10年位は長生きしそうで ←本人も「お母さんは長く生かされる気がするのよね、なんでこんな思いして生かされなくちゃいけないのかしら」とよく私に愚痴っています
指定難病&たくさんの持病持ちですが
膠原病(強皮症、レイノー)、脊柱管狭窄症、側弯症、直腸脱…etc
どれもすぐに命に関わるというよりは
痛みや辛さや不都合とうまく付き合いながら生活していくしかないものばかり……
これは、たとえポジティブな人でもネガティブになっておかしくない状態だと思います。
ただでさえ超ネガティブでプライドの高い母
頭がしっかりしていることもあり
相当なストレスを抱えていることは想像できますし
気の毒だとは思います…気の合わない母ではありますが
だから、できるだけ寄り添ってあげないといけないんだろうなとは思うのですけど
長時間関わると私の精神が削られてしまうので
鈍感なフリをしてやり過ごすこともしばしば…
そして常に罪悪感がつきまとい…💧
今週は、メインの外来3つ(膠原病のリウマチ科とそれに伴う皮膚科、循環器内科)受診のために総合病院へ行く予定があります。
母の通院後に私自身の通院を遅い時間に入れることもあるのですが
「その日はまた通院があるの?お彼岸があるから、病院の後、ゆっくりと見て買い物したいのよね。◯(私)ちゃんの通院があると時間がないじゃない、買い物する時間あるかしら」
と言われ
「だから、その日に通院を入れないで欲しい」と言いたいのにそこまでは言わず(お願いせず)
私からの「その日は入れないようにするから大丈夫だよ」という自主的な申し出を待っているのが明白なのです…めんどくさい人なのです…
またかとイラッとしてしまう心の狭い私ですが
色々気の毒だと思っていることもあり、ご所望の回答をいたしました…。
快く、望んでいることを全ては叶えられないけれど
やるべきことはやっているということで許してもらいます。。。