お隣さんの庭に知らない人がいるのを見つけ、若干フリーズぎみの私をよそに子供達はそれぞれ遊び始めました。
子供達の声に反応し振り返ったお隣の男性、私と目があうと、
お隣男「こんにちは、私さんですか?」
私「はい、そうです」
お隣男「このたびは義母がご迷惑をおかけしました」
あ、まともな人だ。
私「あ、いえ、毎日暑い中歩き回って汗だくでうちを訪ねてくるので心配で」
「あの、母ということは息子さんですか?」
お隣男「いえ、私は隣娘の夫です。このすぐ近くで働いておりまして、妻から電話がありまして様子を見にきました」
まじか…だったらここに住めば良いのに…
私「そうなんですね。ところで施設なんかはお考えではないですか?私も子供が小さいのでいつでもお相手できるわけではないので…」
お隣男「はい、私も妻に話してはいるんですが妻も義母本人も嫌がっておりまして…」
私「でも正直、このままだと何かあった時に困りますし、おばあちゃんもさみしいみたいですよ」
お隣男「そうですね、妻に伝えておきます」
私「よろしくお願いします」
お隣男「はい、ご迷惑おかけしました」
お隣娘夫さんは私に会釈をして、庭いじりをしていたおばあちゃんを家に入れ、帰って行きました。
まともな人で良かった。
それからはお隣の娘さんが一日おき、長くあいても二、三日おきには来るようになり、隣のおばあちゃんも心なしか顔が穏やかになりました。
娘さんも今までとかわりなく、何もなければ良い人で挨拶したり少し話したりする関係になりました。
そうして夏の間、お隣さんは穏やかに過ごしていたのですが、夏の終わりにまたモヤモヤする出来事がおこるのです。
また、せっかくお隣さんが穏やかになったのにそれを見越したかのようにお向かいさんが動きだすのです…