昨日の続きを書きます。





葬儀は12時からだったので私達家族は支度をして10時40分くらいに家を出ました。






葬儀屋に着くと両親と一番下の妹家族がいました。






弟はもう斎場の方に移されていました。






11時を過ぎてからだんだんと親戚(叔父、叔母、いとこ)が来ました。






12時前になり、みんな席に着き、両親も挨拶に行った住職の所から戻りました。






12時になり、葬儀が始まりました。






お坊さんが戒名を告げました。






我が家は浄土真宗なので釈が頭につきます。






弟の戒名は弟の名前の一文字がついていました。





何度となくお経を読み上げお焼香をしました。






今日は泣くまいと思っていたので前半は涙ぐむくらいでおさまりました。





ですが、お坊さんのお経が終わり、棺の中に花を入れる時になると流石に堪えていた涙が流れてしまいました。






身体のあるうちに弟に触れておこうと額に手を充てるととても冷たくて寝ているようでも本当に亡くなっているんだなと思いました。






棺に蓋をして、霊柩車に運ばれていきました。






霊柩車には父母と私達夫婦が乗り、残りの家族、親戚はマイクロバスで同じ区内の火葬場に向かいました。






火葬場に着くまで誰も言葉を一言も発しませんでした。






15分くらい経ったでしょうか?






火葬場に着き、焼き場の前で最後のお別れです。





お焼香をして顔を眺めて、顔に触れて全員のお焼香が終わったので最後に母と私達姉妹がもう一度弟の顔を見にそばに行きました。






本当にそばを離れたくなかった。






だけど、もう弟は生き返りません。






私は弟に「起きて。」と言いました。






実は死んでいるのではなく、寝ているんだと思いたかった。






これは夢で目が覚めたら弟は生きているんじゃないかとも思いました。






でも、亡くなったのが現実でした。






棺から離れるように言われ、扉が開いて棺を中に入れて閉めました。





火葬場の人がボタンを二カ所押しました。






弟は身長が175cmあるので60分から70分かかると言われました。






私はもう二度と弟に会えないと言う思い、母の辛さ、色々なことが頭の中を駆け巡って泣き崩れてしまいました。






待合室というのか控え室に行くまで私はダンナのそばを歩いていたのですが、あまりにも私が泣いているのでダンナが肩を抱いてくれました。






本当に辛かった。






悲しかった。






母のこと、弟のことを思うと胸が締め付けられるようです。






それでも用意してあるお弁当を泣きながら食べて(その前にお兄が紙コップのお茶をひっくり返して私はお弁当のそこと喪服が濡れました。)






食べ終わる頃には落ち着きを取り戻しました。






一旦帰った従姉妹が赤ちゃんを連れて戻ってきたので場は少し和んでいました。






火葬場の人が言った通り、70分くらいで火葬が終わりました。






骨の説明を聞きながら骨壺に喪主の父から入れていき、みんなが入れ終わってからもう一度父母と私達夫婦でお骨を入れて終わりです。






骨だけになった弟、またまた悲しくなりました。





弟はアニメが好きでガンダムが大好きだったみたいなので棺には小さなフィギュアを幾つか入れてあげました。






お骨を拾うときはもう何もかも無くなっていました。






火葬場からマイクロバスに乗って葬儀屋に戻り、還骨、初七日と終わらせました。






私は不覚にもお坊さんのインドの話の時に寝ていました。






お兄、妹、娘から指摘されましたが、知らぬ間に寝落ちしていたので仕方がありません。






一通り終わったので親族に帰ってもらい、遺影、遺骨、戒名を持って実家に戻ることにしました。





私はダンナを降ろしたかったので一度家に戻り、娘と実家に行きました。





葬儀屋な二回から降りる時に父が階段から滑り落ちそうでしたが、二段くらいで済んでホッとしました。






父は寝れないと言って全然布団に入ることもしませんでした。






昨日の夜は眠れたかなぁ?









この記事を書いていると昨日のことが思い出されてまた悲しくなります。





今日は携帯の解約とスカパー!の解約のための電話をしました。






車も処分しなければいけないです。






今日は仕事に出た私ですが、みんなの優しい言葉を聞くと知らずに涙が浮かんできます。






しばらくは思い出して泣いてしまうでしょう。






この記事を書きながら泣いてしまいましたからね。






一番辛いのは母、日曜日には76歳の誕生日を迎えます。






そんな気分じゃないでしょうが、軽くお祝いはするつもりでいます。






毎日辛いですが、そのうちに辛さも気にならなくなっていくのでしょう?





優しかった弟を思い出しながらしばらくは涙から縁が切れそうもありません。






弟の分も長生きして両親を見守るつもりです。






これでひとまず終わりです。






また書きたくなったら書きますね。






最後まで読んでくださった方、ありがとうございました(_ _)m






また記事の追加を書くことがあるかもしれませんが、ひとまず筆を置きます。






それではみなさん、また明日。