そこは。
木漏れ日が降り注ぐ、深い森の隠れ家。
柔らかなピアノの旋律が、静かに漂う中。
大きな鳥かごのよーな、サンルームで。
チェスの駒を、操っている。
チェックメイト!
余裕たっぷりの瞳で、私を見つめる。
君の、心の声が聴こえた。
「 おいで 」
第一印象。
やっぱり、こーゆーコンセプトで来たかぁ。
なんて ゆーのかな
こう フォーマルで ノーブルで……
ハイブランディな……(笑)
長い年月、本人が夢描いてきた 30 才。
中島健人 FC 満を持してのお披露目である。
ところが。
クールで、インテリジェンスで。
こんなにも、ラグジュアリーな。
# あいあむゆーの部屋
は、意外にも。
クーラーが、作動していなかった。
いや ちょとごめん 一旦 暑いわ……
折り畳んだティシューで、額の汗を抑える。
その姿に、私たちは 「 つむじ~ ♡ 」 と。
かぐわしい金髪の頭頂部を、凝視し。
さらに。
一瞬……一瞬ちょっと涼まして……
はぁ~ 涼しい ♡
と、君が MMY3 のニットの片袖を抜き。
肩まで、まくり上げると。
またまた私たちも 「 むっちり二の腕~♡ 」
と、舌なめずりをするのだ。
ちょっと 冷房ついた系?
本番のスタジオ内では、通常。
エアコンを、OFF にするものらしい。
そーか、これは大人たちからのサービスだ。
いや、クリアな音声を録るためだから。
と中島に思い込ませる、彼らの戦略なのか。
だって。
隙あらば、君の素肌を拝みたいのは。
私たち、 U:nity だけじゃない。
もう すごい 大人の人 の数!!
って
そーゆー君だって、とっくに大人なのに。
その、一言は。
ぐるりと、目の前で君を見守る STAFF の。
年令を、公表しちゃったも同然で。
彼らもまた、強靭な U:nity 集団なのだ。
きっかり、一時間。
日曜の夜は、早めにおやすみ。
君の優しい歌声と、ジャスミンティーの。
芳香で、すっかり心も体も温まり。
22:00 穏やかな深い眠りを誘う。
今、なんだか。
深夜の、上質な BS 番組を見終わった後の。
とても、豊かな気分だ。
MA:U
……と 幸せをかみしめ
夢の中に直行したいところだけれど
そーは いかない
日曜 22:00
間髪入れずに TV の電源を ON にする