指先や指の脇にできる湿疹、手湿疹または主婦湿疹が増えています。
わたしは20年前、原因不明の手足の湿疹に悩まされました。
その後、掌蹠膿疱症（しょうせきのうほうしょう）と診断され、軟膏治療（ステロイド）をしましたが一向によくなりませんでした。
当時あちこち体調が悪く、なかでも胃腸の状態は最悪でした。
常に胃に不快感があるのに胃に異常なし。それがきっかけで漢方治療を行うことに。
すると、胃腸の具合がよくなるにつれて指先、足の裏のひどい湿疹もひいていったのです。
手湿疹、主婦湿疹など呼び方はさまざまですが、湿疹の根源は体内の水の循環がうまくいっていないことです。
体内の水を担う臓器は、脾臓（消化器系全般を担う臓器）、肺臓、腎臓です。
中でも胃腸を含む脾臓のはたらきの低下は湿疹の要因となります。
甘いものや油っぽいもの、冷たい飲み物、食べ物は脾臓を傷つけ、水の代謝に悪影響をもたらします。
特に甘いものや油っぽいものは「湿を呼ぶ」と言い、胃腸に余分な水を溜め込みやすい食物です。
湿疹ができやすい人は、甘いものや油っぽいものを好む傾向があります。
皮膚薬で一時的によくなることができても再発しやすいです。
食生活を改め胃腸のはたらきをよくすることが根本治療につながります。
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