「舞子Haaaan!」という映画をみてきました。
木更津キャッツアイシリーズですっかりファンになった宮藤官九郎の脚本で、阿部サダヲが主演の喜劇です。
これが、はんぱでない喜劇です。
ずっとテンションが高く、最初から最後までわらいっぱなし。
奇想天外、支離滅裂な話の展開としっとりした京都の祇園の風情が妙とけあって、不思議な世界につれていってくれました。
本当に声をあげてずっとわらっていました。
映画館の場内がそういうモードなので、笑うことがとても自然。みんな笑っていたのではと思ってしまうほどです。
内容はおいておいて、この映画は「身体で笑う」映画だなあと想いました。
こえを出してわらって、おなかで笑って、心地よい疲れさえ覚える映画です。
多分、ハチャめちゃなストーリーについていこうとしている頭やより、身体そのものが映画を観て感じておもしろがって、笑っている。阿部サダヲの演技は、「おれのことを理解しないでいい、笑ってくれ!」と叫んでいるようで。
「笑い」が免疫力をたかめるとよくいうけれど、これはこういう映画をみることか、とあらためておもわせてくれるような映画です。ほんと、身体のためになったと思います。
オススメ。

こうみえても、(どうみえる?)お笑い好きなのです。
若い芸人も沢山知っています。
でも、今日の映画ほど、笑い転げることは、最近なかったなあと思います。


宮藤官九郎はいっていました。
「映画をみても何の語る言葉もない映画を作りたかった。」 
私の感想も「映画をうけとめたのは、身体。」だから、そうですね。確かに「言葉」で語ることではないかもしれませんが。

おすすめですよ。

こういう喜劇をみていると、毎日の深刻なこともすこしおもしろがってみることができるかなあと ひそかに思っています。