今夜は満月

天気予報でやっていた。



満月に近い日のセックスは

いつもと違う。

何かわからないけれど

それは確実に。


「今日はいつもと違うね」

なにが?

「匂いも味も反応も」

そういえばすごく深く感じる

「すごくいいよ、すごくいやらしい」

あなたが違うのかと思ってた

「止まらないんだ」

それはだめなこと?

「そんなわけないさ。いつでも歓迎だよ」


そんなときの男の嬉しそうな笑顔に

さらにぞくぞくと快感が沸きあがる。



振り返ると満月に近い時期だという


月の周期を考えると恐らく排卵期

私の意思と関係なく

私の身体は孕む手続きをすませているらしい


そんなときのセックスは

呆れるほど快感が深く

体中の関節がばらばらになってしまうようだ


奇抜なことをするでもなく

体位をいくつも試すことなく


体の奥深くが男を銜え込んで放さない。


自分が動物であることを再確認する。