なかなか更新できずにおりました。
 
 
アナウンサーになりたい方々から直接メッセージを頂くことが多いのですが、
 
正直なところ、
 
「人生の貴重さを理解してこなかった」
あるいは
「理解しようとしない」
 
と思われる方々から、連絡を頂くことのほうが多く、
 
そういう性格がアナウンサーに向いていないんだよなぁガーン
 
とガッカリさせられるケースが何度かありました。
 
 
それで、ちょっと、このブログの更新頻度を下げるべきかなぁと。
 
そんな風に考えています。
 
 
 
ところで、人生とは、「時間」と「人」です。
 
 
 
確かに私は34歳にして6社の局アナ受験に受かりました。
 
「女子アナ30歳定年説はウソだよ」という
生き証人でもあります。
 
 
 
でも、
 
 
 
私が受かった理由は、
34年間それ相応に、時間と出会いを大切にしてきたから、
34歳だろうと受かったのかもなぁ、と 自己分析していますうーん
 
人生の構成要素である「時間」と「人」を、大切にしてきたから。
 
 
 
「40歳になりました。今まで放送業界でバイトもしていません」
 
という方、
 
私が「体調悪い」とメッセージをお返ししているのに
「お見舞い」とこじつけて、まだ会ったことの無い私に
面会を何度もご依頼(強要)なさる方、
 
 
などなど、、、
 
 
 
「時間」と「人」を、大切に生きて下さい。
 
 
そして、その2つを大切にしなかったことが
アナウンサーに受からなかった原因なんだ、という事実を
まずは受け入れましょう。
それが、いわゆる普通の人がアナウンサーに受かる近道だと思います。
 
 
33歳の時、あるアナウンススクールを、人から紹介されて、訪問しました。
学長は私の年齢とさほど美しくもないビジュアルを見るやいなや、
呆れて、思わす鼻で「フッ」と息をもらすほどでした。
 
ですが「まぁ、○○さん(紹介者)が連れてきた方なら、、、」と
しぶしぶ受け入れている状態でした。
 
学長は私をあまり好きではなさそうでした。
「人」の紹介が無ければ、私を門前払いするつもりだったのでしょう。
 
それが33歳に対する世間のリアルなんです。
いくら海外で記者キャリアがあった私に対しても、そういうものです。
 
私は、まず、その現実を受け入れました。
そして、新人になった気持ちでレッスンに真面目に通い、
先に入学しているクラスメイトが10歳以上も年下だろうと
彼女達は先輩なんだから、敬語で接し通し、
それはもう、あらゆる事象に対して謙虚に、
かつ、前向きに取り組んでいました。
 
 
学長の態度が変わったのは、数週間後です。
 
 
ある日、10歳年下の先輩から、そっと告げられました。
 
「Mayさんは人を大切にするから、たぶん受かる、と学長が仰っていましたよ」と。
 
「33歳なんだけど頑固じゃなくて、返事だけ良い愛想屋でもない。
各講師の指摘をもとに、翌週までに直してくるからMayさんは受かる、
と仰っていましたよ」と。
 
 
私は、通ってから2か月後にまず1社に受かりました。
その日は、34歳の誕生日でした。
 
その後は立て続けに、5社に受かりました。
6社目に受かった頃、私は34歳6か月でした。
 
 
 
このエピソードが、長年受からない方々のお役に立てれば幸いです。
 
 
あと、冒頭に示した理由と、最近の忙しさから、
直メッセージを頂いてもお返事できない可能性のほうが高いので
恐れ入りますがご了承下さい。