mixiの記事で納得。 | ■□■三児(1犬2男)のワーママ■□■

■□■三児(1犬2男)のワーママ■□■

愛犬レオ(トイプードル♂)と、兄弟のママです。我が子たち大好き(๑•̀ㅂ•́)و✧ ~現在育休中~

■「ここでもない」「あれでもない」……オトナの迷子が止まらない

 せっかく苦労して入った大学なのに、「ここでよかったんだろうか……」とため息をつく。たまたま入った会社の仕事の内容が不満で「あっちの会社の方がよかったんじゃない?」と頭を抱える。このように、自分が飛び込んだ道に「ここではない」「やりたいことは何だったんだろう?」と戸惑い、迷い始める大人が増えています。

 こうした「オトナの迷子」が増えたのは、たくさんの選択肢が開放されているためでもあります。数十年も前であれば、長男は親の稼業を継ぐのが当たり前でした。家と土地を守るために地元で働き、根を下ろすのが一般的だったのです。女性の場合、86年の男女雇用機会均等法施行前までは、職種も限定されていました。さらに、「25歳はクリスマスケーキ」と言われ、女性は働き始めて5年もたつと「そろそろ寿退社へ」と促され、働き続けることも難しかったのです。

 つまり、一昔前なら「職業選択の自由」は限定され、迷う余地すらなかったのです。しかし、今は本人の「やりたい気持ち」と向き合い、生まれ育ちや性別の縛りを超えて多くの職業を選べる時代。ところが、自由を享受できた途端、「これでもない」「あれがよかったんじゃないか」と迷い始める人が増え始めているのです。

■青い鳥を探し続け、幸せを実感できないのはなぜ?

 一つの選択をしても、「これじゃない」「もっと違う“何か”があるはず」と探し始め、さまよい続けて混乱してしまうことを「青い鳥症候群」と言います。メーテルリンクの童話『青い鳥』で描かれる、幸せの青い鳥を探し始めて森の中をさまようチルチルとミチルのように、「“私の生きる道”を探したい!」という思いで、社会の中をさまよい歩く現代人はたくさんいます。

 しかし、「幸せの青い鳥」は、ひょっとしたらすでにもう手にしているのかもしれません。童話『青い鳥』の結末でも、命がけで探した青い鳥は結局、家の鳥かごの中にいたというオチで終わっています。理想の学校、理想の会社、理想のパートナー、理想の家……自分はそれを手にしているのに、そのすばらしさに目を向けず、「他の何か」に正解があると思いこんでいる可能性はないでしょうか。

 幸せは、つかんだ瞬間からつまらないものに思えてしまうもの。これを「幸せのパラドックス」と言います。希望がかなってつかんだ「幸せ」は、実際に手にしてみると「こんなものだったの?」「たいしたことないじゃない」と欠陥ばかりが目につきます。そして、「じゃ、“本当の”幸せはどこへ?」と探し始め、結局、「幸せ」を喜び、感じることができなくなるのです。

■人生は「プランド・ハプスタンス」に満ちている!

 選んだ道を歩き続けていくと、思いもかけない偶然の出会いや気づきが転がっていて、それをきっかけに夢中になれることや深めてみたいテーマが見つかることが意外に多いものです。これを「プランド・ハプスタンス」(計画された偶発性)と言います。

 私自身、新卒入社時には「これがやりたい」という強い意志はなく、とりあえず入社した会社が健康関連の出版物を作っていたために、その分野の編集者の道へと進んできました。さらに、私自身が会社員生活で非常にたくさんのストレスを抱えていたことが、「ストレス」の分野への関心へとつながり、健康とストレスの分野のライターとして独立し、カウンセラーとして仕事をするようにもなりました。

 このように、「とりあえずやってみよう」という気持ちで行動し続けていくと、そのプロセスでたまたま出会った出来事の中に、「これは」と思えるものが見つかるものです。この「プランド・ハプスタンス」(計画された偶発性)こそが、いずれ「こう生きたい」という方向性を見つけるためのきっかけになるのです。

■『赤毛のアン』からプランド・ハプスタンスを学ぶ

 「プランド・ハプスタンス」理論を説いた米国スタンフォード大学のクランボルツ教授は、次の5つの行動目標を持つ人に、この偶発性が起こりやすいと説いています。

 まずは「好奇心」。専門以外の領域にも関心を持って、学ぼうとすることです。2つ目は「持続性」。中途半端に放り出さず、コツコツ続けていくことです。3つ目は「楽観性」。落胆する出来事も別の偶然に出会えるチャンスでもある、というように楽観的に受け止めることです。4つ目は「柔軟性」。自分はこれしかやらないと決めつけずに、柔軟にいろいろなことに取り組んでみる姿勢です。最後には「リスク・テイキング」。結果が分からなくても、失敗を恐れず思い切ってやってみる、ということです。

 小説『赤毛のアン』のクライマックスに、「曲がり角」という章があるのを思い出します。エリートコースが約束されていた優等生のアンは、養父マシュウの突然の死とともに、大学をあきらめて就職を余儀なくされます。そのときアンは、まっすぐに見えてみた自分の道が「曲がり角」に差し掛かったと表現し、その先に広がっているであろう未知の世界を希望とともに受け止めます。このアンの感じ方にこそ、プランド・ハプスタンスを生かす知恵が満ちています。

 飛び込んでみた道、選ばざるを得なかった道には、「これじゃないかも」「あっちだったらよかったのかも」という迷いが生じるのも当然です。しかし、あせらずにその道を少し粘り強く続けてみることです。すると、そのプロセスで偶然知る出来事の中に「これは」と思える宝物との出会いがあるでしょう。それを深く掘り下げていくことで、蓄積した知識や経験を生かしていく道が広がっていくのだと思います。


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始めの会社を辞めたのは、
いかにもそういう感情だったなぁガーン

青い鳥症候群だったのかな。


でも、それでも、
可能性を信じて、
道を切り開いて行きたいなぁ、と思います。
rakugaki:01







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