「台湾から来たのですか? えっと・・・台湾へ旅行してから、ここへ?」
会ったばかりの日本人の女の子からのドンピシャな質問に驚いた。
「そうです。でも、どうして?」
女の子は私の荷物に目を向けた。
あ~分かった!
飛行機に預ける荷物には 全て、航空会社のシールが貼られる。
チャイナエアラインで、台北だから・・・。
「ここへ来る前は、台湾を小旅行して来ました。どうして分かったんだろうってびっくりした!貴方はシドニーへ来て、どのくらいなんですか?」
ホテルに居るのだから、旅行者だろう。
それにしても、シドニーの雰囲気に早くも染まっているというか、ルームメイト達と打ち解けている感じだ。
英語力はイマイチでも、雰囲気で押している。
「このホテルには3ヶ月住んでいます」
はっ?
ホテル住まいが3ヶ月?(=◇=;)
そりゃまた・・・どうして?
お金がかかるのに・・・?
私の質問には答えず・・・きっと本人も分からないのだろう?
ワーキングホリデービザで入国していると聞き、益々、理解出来なかったが、まあ、いい。
もしかしたら、数ヶ月で帰国しようと思っているのかもしれないし・・・
実際、わずか1ヶ月で 「馴染めない」と帰国する人もいた。
馴染めないタイプは、男に多い。
異文化や初めての土地で、生命力を発揮するのは 女の方だ。
精神的に肝が据わっていというか、強いからかもしれない。
彼女の場合、農業へピッキングへ行けば、ビザの延長が出来るらしいという話を他のワーホリから聞いたとか、そういうことを早口で話しているところを見ると、即、帰りたいわけでもないらしい・・・と後になってわかった。
8人部屋のホテル住まいが彼女にとっては居心地が良いのだろうか?
不思議な出逢いだった。
