レセプションには50代くらいの男性と女性、二人が居た。
二人共 上品に挨拶をし、疲れた旅人が ほっとする瞬間を与えてくれるような笑顔で迎えてくれる。
まず、空き部屋があるか 訪ねると、早速パソコンでチェックしてくれた。
「どのような部屋を希望していますか?
一人部屋は空きが確か無かった筈・・・。
明日、泊まるところが決まっていない私にとって、どきどきの待ち時間。
ほんの30秒ほどだったのだろうが長く感じた。
「6人部屋のベットルームなら一つだけ空く予定ですよ。
明日、チェックアウトする予定の人が居るから」
今、泊まっている所は8人部屋で25ドル。
これだけ綺麗に掃除も行き届いていて、雰囲気も良いとルームシェアでも高いのだろうな・・・。
気になるお値段を聞いてみた。
「30ドルです。 一泊30ドルで、トイレシャワーは各部屋にはありませんが、見てみますか?」
通りかかった若い女性が共同トイレとシャワーへ案内してくれた。
共同・・・・といっても私が想像したような シャワーがいくつも並んでいるものではなく、(昔、旅したとき、そういう共同シャワーだった)
完全な個室シャワートイレ付きだ。
しかも新品で綺麗!
「予約はあっという間に埋まってしまうから、出来れば予約を入れておいた方が良いでしょうねえ・・・。
支払いはチェックインする時でいいですよ」
事情を話した私をレセプションの人は労わってくれ、優しく微笑んだ。
値段は、30ドル(3千円ちょっと)と、予想よりはるかに安い。
ここは一人部屋かツウィンしかないのでは・・・?
と思ったからだ。
何も迷う事は無い。
「はい、明日、チェックインさせて下さいね」
