君は僕の宝物~アニメ・ゲーム・オリジナルBL小説~ -8ページ目

君は僕の宝物~アニメ・ゲーム・オリジナルBL小説~

オリジナルをはじめ、アニメやゲームなどのBL小説

気がつけばいつも隣に水野悠嘉がいた



仕事で外に出た時、とっくに昼を過ぎてそろそろ飯でも食うかな、と思った瞬間水野からラインの着信



〈今どこ?飯食った?〉



ふふ、短い一文……でもアイツが何を言いたいのか一目で分かる



~一緒に昼飯食わない?~




その一言が言えないヤツ




《○○だけど、近いなら一緒に昼飯どう?》



だからいつも俺から誘う……アイツからの返事は想像がつく



きっと、仕方ないなぁと言わんばかりにOK してくる




〈近いな……まあ、俺も飯まだだし食っても良いぜ〉



クスッ、ほらな♪




ほんと、ツンデレなんだよな……しかも無意識にやっちゃってる天然なヤツ



待ち合わせ場所に行けば必ず俺の顔を見た瞬間パァっと表情が明るくなるんだ



ほんとさぁ……バレバレなんだよ



水野悠嘉は俺に惚れている



自惚れなんかじゃない。確証はある。



デスク越しに時折視線が絡み合う……すると必ず耳まで真っ赤にして視線を逸らす



最初はその意味がよく分からなかった



俺、嫌われてる?それにしては視線が絡み合う……なんなんだ?



でも、それがアイツの好意だと気づいたのはあの日……大学の友人とノリで新宿線2丁目のゲイバーに行った日




あの街でアイツを見掛けた




しかも会員制のバーから男と二人で出てくる姿を……




「なぁ、アイツらガチだぜ!あの店ってソッチ系の奴等が出会いを求めて行く店だって前に先輩から聞いたんだ」



興味本意な友人の声



水野って……男が好きなんだ……



えっ?だったらあの視線は……俺を見ていた?



水野がゲイ……そう思えば全てが納得いく



その時の俺は嫌悪感なんかじゃなく、寧ろ謎が解けた爽快感でいっぱいだった