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前回に引き続き、アルバム『生活人生』リリース記念で

制作経緯などを書いていくよ。

 

今回は各曲ごとの解説です。

 

 

 

各曲解説

 

1.ベットルームより愛をこめて

ぼんやりした雰囲気を出したかった。歌い方も変えた。

ベースを入れずにその代わりにピアノの低い音を入れてみた。

リード曲だし好きなんだけど語るところがない・・・

 

2.今世はあきらめよう

マイナー調の曲。珍しく転調をさせてみた。個人的にこのアルバムで一番のお気に入り。

例えばビートルズが2022年現在20歳だったら、果たしてバンドをやるのかな?アイドル路線かYouTuberなのでは?みたいな想像はだれもがしたことあると思う。

 

3.ペイン・レイン

ここ数年、野鳥に対する興味が芽生えてきたので、曲中にハクセキレイというワードがでてくる。ハクセキレイは近づいてもなかなか逃げないし、車道でも平気で低空飛行していたりとこっちがひやひやすることが多い。それにいつも単独行動だ。夜は群れているところをみたことがある。そんなハクセキレイのように、胸張ってやっていけたらいいのになと思って書いた。

 

4.翡翠

アルバム内では珍しい過去曲。

2020年の終わりころに書いたと思う。これも鳥がでてくる。

地球温暖化などで自然形態が壊れてしまった未来、かつてこの国にいた青い鳥が、ふと見えた気がした。かすかにある希望と大きな絶望的な未来。そんな感じの歌。

 

5.寒すぎる

これはかなり前に書いた曲。2018年くらい。

早く録音して出さなきゃなーと思ってずっと溜まってた曲で、このアルバムに合いそうなので入れてみた。寒すぎると寒いということしか考えられなくなる。

バンジョーの音を入れたかった・・・

 

6.しょぼい町

なんだかんだ地元に長くいて、嫌気がさしてどこかで独り立ちしたいと思っている。

そんな地元だけどどこか憎めない。何百回と通った道も、季節が変われば新しい発見がある。

アレンジに関しては、削ぎ落した音にしたいと思って作った。

間奏では、歪んだギターが後ろのほうで鳴ってる。寂しいロックナンバー。

 

7.ウォーク・ナッツ・ロックンロール

これは3月でもまだ歌詞が出来上がってなかったりとほんとに突貫作業だった。

でも入れたかった。

歩くことと、ナッツを食べること、そしてロックが聴ければOKじゃね?と思って作った。

単純にオートファジーを始めて痩せていって、その変化が良かったのでそれを歌いたかった。そんなダイエットなんて意識高いことをやるなんて、かつての退廃的な俺は終わったなという話。セックスもドラッグもロックンロールすらできない俺。という話。

 

8.デンドロビウムと夜

これはアルバム制作当初はリード曲の候補だった。

歌詞に難航した。この曲に限らず、先にメロディができて歌詞がなかなかという展開が多かった。

20代前半頃はずっと歌詞先で、メロディは後付けだったからいっぱい書けた。それが最近はどんどん書けなくなってきた。その分メロディがいいものになってきた。

もう歌いたいことがないのかもしれない。わからない。

なにもできなかった春の深夜。窓を開けていると柔らかい風が吹いてきて、その気持ちよさに酔って優しい気持ちになり一日が終わってしまうという景色を歌いたかった。

 

9.場末の喫茶店

何百回と通った道にあっても行かないお店ってあるけど、そこに初めて入ってみたら町の理解度があがるような気がしてしまう。遠くに行くのもいいけれど、行ったことのない地元のお店や場所を訪ねてみるのもいいのかもしれない。

 

11.狂ってみた

最近弾いてた手癖のリフを入れたらめちゃいい感じになった。気に入ってる。

ラップ部分はもうちょいなんとかならんかったんかと今になって思う。歌もね。

最後に締る曲作ろう!と思って作ったよ。歌詞はアルバム内で一番サクサク書けた。


 

アルバム全体としては、展開がサクサク変わって、30分ちょっとだから、流れるように終わる。これだよこれ。やりたかった事は。曲単位で見るともっとこうしたら・・・と後悔があるのだけど、アルバム全体の出来はとてもいい展開で、やれた感がある。

 

最後に、今後の活動方針や今考えてることを書いていくよ。