新型コロナウイルスの騒動もあり、

移動手段に電車を使うのもなんだかなという気持ちや

 

田舎なので、電車ではいけないところもあるわけで

 

ここは一発、原動機付自転車の免許を取得しようと思い立ったは今年の二月。

 

 

 

そこから月日は流れ、よし、ほんまに取りに行くかと腰を上げたのが6月のことだった。

 

 

原付免許は90点以上で合格。

 

初の免許センター、周りは自分より若い人だらけ

 

強気で挑み、自信はあったが72点で不合格。

 

 

そのとき俺は思った。いままでの人生、試験などで90点以上を得たことなど何回あったか?

 

 

そりゃあ、小二くらいまでは死ぬほど100点取ってたよ…でも

 

中高、上がるたびに俺は赤点を免れるのに必死になるだけで

 

いままで一発合格した試験といえば、漢検3級くらいなもの。

 

 

原付=簡単だと思っていた俺は、自分の半生に落胆し、

 

てめえら原付一発合格した奴らは漢検3級取れんのか?といったクソ虚しいマウントを心の中で取ったものの

 

漢検三級なぞ中学卒業レベルだし社会になんの役にもたたないので俺は生きている価値を模索しながら

 

梅雨空に乾いたため息を放り込み続けていた。

 

 

そして、7月に再度受け、不合格

 

8月にもう一度受け、一点足らずで不合格。

 

 

別に時間が無かったわけではない。

 

簡単と言われている、16歳の純朴少年少女が取れる運転免許証に26歳の俺が苦戦しているのがたまらなく惨めで、

 

早く会得したいという気持ちとは裏腹に免許センターへ行くのが億劫になってしまい、月イチ行くのが精いっぱいだったのだ。

 

 

そして9月上旬、コレに落ちたら入水しようかと思いながら4度目の挑戦。

 

寝不足というクソコンディションで挑んだが、なんとか92点で合格。ギリギリライン、俺の人生。

 

受かっても別に嬉しくなかった。こんなことに4回も挑まないといけないむなしさに包まれていた。

 

そして無事原動機付自転車の免許証を取得。

 

俺はひとまず胸をなでおろした。

 

 

しかし、原付というものは

 

公道のなかでは迫害される存在だということをインターネットを見て知ることになる。

 

未だ公道に出てはいないが、原付の扱いの酷さを免許を取ってから知った。

 

やれ速度制限があるから原付二種にしとけだの、原付免許を一発合格できない奴はチンパンジーだの

 

健康優良な成人男性は自動車免許を持っているのが当たり前みたいなさあ…

 

 

 

最終的には自分から「原付 死ね」と自虐的な検索をかけ

 

俺は惨めな気持ちに浸っていた。

 

 

せっかく免許を取ったのに、一歩踏み出したのに

 

コレには意味が無かったのか!?

 

 

クソがよ

 

死んでも自動車免許取らねーからな!

 

親にも、なんで自動車免許にしなかったのかと言われたが

 

原付免許を取得したという第一歩を褒めてほしい・・・!(アダルトチルドレン)

 

俺は、歩み寄ったんじゃなかったのか?

 

ただのAV売却するときに便利な身分証になるのか?

 

アシとして原付に乗りたいと思って、免許取って

 

いかんのか?

 

そりゃ世間的、一般的に考えたら原付免許は高校生が取るものだろう

 

26歳のアラサーがわざわざ取りに行くものではないだろう。

 

でも、歩行者である僕が、交通弱者である僕が

 

一歩踏み出せたことを讃えてほしい!

 

無理か…

 

 

自動車免許を持っていることが当たり前みたいに言われると

 

逆に取りたくなくなるんだよ…

 

 

もういい!次は普通二輪取る!

 

その次に大型二輪取ってやる!

 

そのあとに大型特殊免許とってやる!

 

普通自動車免許は絶対取らねえ!クソがよ!

 

 

原付、買いました。

中古で5万。

 

これをアシにして、車やトラックに迫害されながらやっていこうと思います。