丁寧な暮らしをする人たちがいるのは知っていたが、まさか団地暮らしもそれに含まれるとは知らなかった。

 

築50年以上の団地をリノベーションし、古い風合いを活かしながら生活するという。

 

人生の大半団地暮らしだが、「おしゃれ」とか「丁寧」なんて考えたことがなかった。

 

団地暮らしの利点は、「家賃が安い」に尽きると思うし、それ以外ないと思っていた。

 

だが、Youtubeなどで内見動画などを見ると、団地の家賃レベルで一般の物件を探すと、とんでもない間取りの家が多いし、トイレやお風呂は共用だったり、そもそもついてなかったり、収納もなかったり、洗濯機置き場は外にあったりなど、とんでもなく不便を強いられる。

なるほど、これなら団地暮らしの方が広いし最低限の設備も整っているし、暮らしやすいはずだ、と、納得した。

 

オシャレな団地暮らしをしている人の生活を見てみたが、本当に住んでいる人のセンスでここまで違うのかと圧倒された。

 

団地なので、畳がある家がかなり多いが、フローリングマットを大胆に敷いて、完全に洋風の部屋に変えてしまう人や、畳の風合いを活かした和風モダンにする人など、様々だ。

 

30年前に出会いたかったと心から思う。

 

 

今日は工具類の断捨離をしていた。

 

ミニマリストの方の片付け指導動画を見ていて、「工具類、要りますか?」という箇所があり、そういえばと思って見てみたら、大量の謎の釘とさび付いた画びょう、絶対に使わないヘアピンなどが大量に出てきた。

知らない人が見たら、何かの呪いの儀式でもしていたのかと疑われそうな禍々しい感じがして、見ていたらゾッとした。

 

あるのはわかっていたが、何かに使うかもしれないと思って残して置いていたものだが、母に聞いてみたら、要らないものだったらしい。

全部処分した。

 

 

ちなみに、この「丁寧な団地暮らし」というキーワードを知ったのは、汚部屋片づけ動画がきっかけだった。

 

閲覧注意レベルの汚部屋住人の掃除動画だったが、「オシャレで丁寧な団地暮らし動画を出したい」という目標を持っていた。

 

更に、「本当は自分の家を持ちたいから、団地に住むことでお金を貯めて、バーン!と家を買う」という話が出てきて、何故か心に響いた。

 

 

私のずっと叶えたいと思っていた夢が、「自分の家を持つこと」だったからだ。

 

なので、この話を聞いてすごく心がワクワクした。

 

自分の願望が明確化していく感じがした。

 

 

…などと言っていたら、空に虹が出ていた。

 

幸先がいい。

 

以前、持ち家かマンションか、不動産の購入時に気を付けることなど勉強した時期があるが、そういえば、「損か得か」ということばかり考えていた。

 

今度は素直に、「ワクワクする理想の家のイメージ」を、余計なことは考えずに探してみようと思う。