化粧直し差し出してくれたその手は、 すごく大きくていつまでも握ってたかったけど、 それじゃ変な人なので、離した。 突然の出会いでびっくりして、 肩をポンと叩かれたけど、 不覚にもその時の私は、 口紅もとれかけた疲れ顔で、 全然いけてない。 あー、化粧直ししとくんだった。 そう思ったけど、出会えたことがうれしくて、 それでも、出会えて楽しくて、 しあわせになった。 こんな偶然なら、いつでもきてほしいよ。