軽やかに、思いのままの人生を歩むあなたへ。
つきたてもち肌であなたを虜にする ちえたまです。
めぐこさんの記事↑を読んで蘇った、チクンとする記憶。
わたしが5歳くらいの頃。
地元のデパートで子どもがステージに立って歌うイベントがあった。
「ちびっこカラオケ大会」みたいな感じかな。
デパートのチラシに告知があって、希望者は当日早めに行き先着順で参加するもの。
「わたし、これに出たい!」って親に言ったのね。
歌が得意とか、
十八番があるとか、
毎日歌って踊ってるとか、
そんなじゃないのに。
「歌うだけでしょ?できるよ」みたいに軽く考えてた。
歌える曲は「キャンディキャンディ」のサビのとこだけ。
もう危険な予感しかない。笑
妙に自信があったし、目立ちたがりだったんだな。
どういう経緯か忘れたけど、かなり粘ったんだろう、渋々ながら連れて行ってもらえることになった。
両親と姉とわたしでデパートに行き、申し込みまでは親が一緒に居たはず。
だけど、ステージがはじまるだいぶ前から親は付き添っておらず、若いお姉さんと出場する子どもたちで出番を待っていた。
若いお姉さんは司会の人で、小さな女の子の一人だけをやたらにかまっていた。
お姉さんが小さい子の目線にかがみ込むと、ミニスカートの中の白いペチコートが丸見えになる。
パンツ、見ちゃっていいのかな、なんて思いながらぼぉーっと見てた。
わたしの出番になりステージに立つと、思ったよりもたくさんのお客さんが見えてびっくりした。
だけど、お父さんお母さんが見えない。
カラオケで曲が流れたけど、自分の声があんまり出てないのがわかる。
なんとかサビだけは歌える。笑
二番になったが、二番まで歌うと知らず、歌詞を知らなかった。
サビだけは歌える。笑
最後まで、お母さんの顔が見つけられなかった。
歌なんて簡単だと思ってたのにうまくできなくて、なんだか恥ずかしかった。
「お母さん、なんで近くにいてくれなかったの」って聞いたら「だって恥ずかしいじゃない?」って。
母がどんな氣持ちで言ったか、真意はわからない。
がんばったね、みたいなことを言われた記憶はない。
たぶん母に聞いても覚えてないだろう(今度聞いてみる)。
心がチクンとするから、あまり思い出したくないできごと。
でもさ、応援されたかったなぁ。
目立つことすると痛い目を見る、ってそこから思い込んだかもね。
しらんけど。
(しらんのかい
おわり!