その前に

今朝、そのステンドグラスを東側の出窓に置いてみました。
今、息子が夢中になっている『塩の結晶づくり』のジャム瓶とのスリー・ショット


爽やかな秋の朝の光を浴びて、ステンドグラスも気持ちよさそう

それでは本題に。
ステンドグラスを作ってくださったFさんのお宅にお邪魔する前、わたしが聞いていたのは
『Fさんは女社長らしい』
ってことだけ。
当日、お宅に伺うと、ガレージには白のベンツと白のボルボが。
ヒャー、女社長だ

そこへ出迎えてくださったFさんは・・・
ベリーショートのシルバー・ヘアー
黒のタートルネックのセーターと黒のスカート
大ぶりのネックレスとイヤリングかっこいい!
お宅に上がらせていただく前に拝見したお庭も素敵。
大きな壺に無造作っぽく植えてある木々。
『手入れのいらないものばかり植えているの。器も山で拾ったりしてきたものよ』
すごい!かっこいい!
で、いよいよお宅に上がらせていただいて、ステンドグラスを拝見。
玄関から、いきなり大作です。ブルー系。
吹き抜けから見える二階の窓には白を基調とした作品がはまっています。
そして、入らせていただいた玄関右側のお部屋には、いくつものランプが。
細かい細工のシックな作品。大胆な色遣いのゴージャスな作品。
いろんなテイストの作品があります。


(この2つのランプは、今、アモーレ先生のお店に飾ってあります。)
『もう、だいたいの作品は人に譲ってしまったの。ここにあるのは残っているものだけよ』
でも、ひとつひとつの作品を見せていただきながら、作製にあたってのご苦労話や思い出を聞かせていただき、それぞれにFさんの思いが込められているのが伝わってきます。
一通り拝見した後、リビングに移ってお茶をごちそうになったのですが、そのリビングにもたくさんの作品が。
着物をきた女性や花咲か爺さんなど、和風のモチーフも作品にしてしまうFさんのセンス。
『ステンドグラスの教室には10回しか通っていないの。だって、自分の作りたいものを作りたいでしょ』
まさに芸術家。
でも、わたしがもっと感動したのは、ここからなのです。
Fさんは、わたしたちがお邪魔したことを喜んでくださり、ご自分のお話を聞かせてくださったんです。
お歳は71才。
21才で会社を興され、その会社を大きくなさってきたこと。
結婚、出産を経て、会社と家事・育児の両立をされてきたこと。
ご主人が体調を崩され寝たきりに。20年間看病を続け、今年のはじめに見送られたこと。
その間には、ご自分も大病をなさったこと。
そして、今は児童養護施設でボランティアをなさったり、自分よりも高齢のお友達との交流をなさったり。
それらのことを、Fさんは
『本当にいい経験をさせてもらったし、今もさせてもらってるわ』とさらりとおっしゃる。
『主人も、病院にいても、いつもいい顔をしてくれていたわ。毎日チューをしてたの』
『そりゃー、わたしだって辛いことはあったわよ。でもね、そんなこと、人に見せたってしかたないでしょ』
『いつまで生きられるかわからないけど、今でも人のお役に立てるのがうれしいの』
わたしだったら・・・
その中のひとつでも自分の身に降りかかってきたら・・・
文句ばっかりだろうな。
これまで、健康な身体と時間的余裕があっても、それを自分のためにだけ使って、他人のためには全然使ってきていないし。
とっても素敵なステンドグラスをたくさん見せていただいて、
とっても素敵なFさんのとっても素敵なお話を聞かせていただいて、
とっても考えさせられた、
とっても素敵な一日だったのです。