あるドキュメント番組をみた。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)発祥9年目の男性と、
それを支える家族の姿を映し出したこの番組を見て、
その明るさ、強さに、驚いた。
以前は夜遅くまで精力的に営業の仕事をこなし、
余暇は趣味のバイクに時間を費やす。
じっとしている時間が全くなかったという、
活動的なこの男性。
それが今では人工呼吸器に頼り、唯一動かせるのは視線のみ。
一時は「生きる」意味を見失ったものの、
再び「生きる」事を選んだ彼の言葉
(文字盤を目で追って意思を伝える)には
たえず冗談が交じり、周囲を明るく和ませる。
番組では、彼がまだ「声」を失わない時、
子供に宛てて録音した言葉が伝えられた。
「お父さんは、病気になんてなりたくなかったけど、
人がめったにならない病気に、
たまたまなったしまった。
なんて運が悪いんだろう、と思っていたら、
それで終わり?
人に出来ない経験ができる、
人にやれない方法で心が強く出来る、
なんて運がいいんだろう、と考えたらどうだろう?
それだけで人間は強く生きられる。」
なんてポジティブな言葉だろう。
その言葉通り、
奥さんと共にヘルパー派遣会社の社長として社員に、
そして講師として若者に、
障害者としての自らの想いを伝え、教える姿に、
改めて教えられた。
ス、スゴイ。スゴすぎる~!!