澄んだ青空を背景に、

吹き抜ける風に揺すられた木々が、

滑らかにその身をくねらせる。

すると、枝葉に積もったパウダースノーが

日の光を反射させながらサラサラと流れ落ち・・・・

連日の雪に、積雪は1メートルを超え、

周囲は真っ白な世界に様変わり

してしまったが、

見慣れてしまった今は、

それが当たり前の景色となりつつある。

ただ見る分には綺麗な雪も、

そこに生活が伴うとなると

とても厄介なもの、というのはご存知の通り。

そう、厄介な雪かきという重労働が待ち受ける。

昨日の朝、夜勤明けで帰ってくると、

車庫の前を雪かきする次男の姿が見えた。

「おぉ、エライじゃない!!と感激して、

「まあ、ありがとう!! 一人でやってくれたの?

チョウナンは?」

と聞いて、ジナンが指差す方向を見ると、

道路を挟んだ家の横の坂道で、

スコップをソリ代わりにして

遊んでいる長男の姿が見えた。

(三男は地域の行事で、昨晩から外泊中)

その姿に、“おい、本当にお前は中学三年生か!?”

と呆れてしまったけど、

その後、長男を見直した。

大屋根、二階の屋根の上に登り

雪下ろしをしてくれた、というのだ。

はっきり言って長男は情けない程の高所恐怖症で、

今までは弟達に馬鹿にされていた、というのに、だ。

俄かには信じ難いことだったが、

今日は二階建て納屋の屋根に登って

雪下ろしをしている姿を実際に目撃し、感激!!

正直言って、長男の情けなさを心配していたが、

ちょっとしっかりしてきたのかしら。

思わずその勇姿を、成長の証を残そうと

カメラを持ち出したが、

それに気が付いた長男は、照れたのか雪の陰に身を潜める。

何度か空振りの(雪だけの)写真を撮ってしまった後、

二階の窓のカーテン越しに隠し撮りに成功したことを

長男は気が付いていない。