「介護」というこの仕事に転職してから

はや10ヶ月が過ぎた。


他人のおむつ交換などをしなければならない

この仕事に、自分自身が就くことになるなんて、

以前は全く想像もしておらず、

「仕事にしている人は偉いなぁ。私には絶対無理」

と思っていた。

そう、“旦那が病気”という事態に陥らなければ

決して就かなかったと思う。


介護の経験も知識も全く無かった私は

本当に初めのうちは体力的にも精神的にも

「ゲゲゲ~ッ」、たったが、

今では仕事にも慣れ、

結構楽しく仕事をこなしている。

そう、ここでは仕事仲間に恵まれている、と思う。


この仕事に就く前、本当は事務系の仕事に

人の紹介で就いていた。

パソコン入力を主とする仕事自体は良いのだが、

一秒たりとも時間は無駄にはするな、

という職場のピリピリした雰囲気が私には合わず、

結局、正社員になる前にとそこは辞した。


そこに比べ、ここでは体力仕事だが、

雑談で大いに盛り上がったり、人間性がある。

そのキャラクターで、周囲を爆笑させ、和ませるSさん、

いつも優しいTさん、とっても真面目で良い子のトミー、

かっこよくて優しいT君・・・

同じ病棟のケアだけでも15人いるが、

その中でも、スズちゃんとムーミンK君は

特に話が弾むので、私のお気に入り。

スズちゃん達とシフトが一緒なら、ウキウキしてくる。


例えば、

患者さんから、蛍光灯で飛び回るカメムシが気になる、

と言われたある時の事。

ムーミンT君、椅子に乗って

カメムシを捕まえようとするが飛び回って無理。

そこで「カ~メ~ハ~メ~ハーッ!!と私が

ポーズをつけると、

「ガシャーン!! パリパリパリ…」

とT君すかさず蛍光灯が割れる音をつける。

「一体貴方たちは何をしているんです!?

と私が総師長さんの真似をすると、

「すいません。やってみたらでちゃったもんで…」

とT君は私の真似。

そして二人で

「カメハメハが本当に使えたらいいのにね。」

と溜息。

・・・なんて会話を楽しんでいる。


という事で、楽しんで仕事をしている今では、

体力もついたし、ここで覚えた仕事は

旦那の介護に生かされるし、

この仕事に就いて、ホント良かったと思う今日この頃。