病棟で一番女好きのおじいちゃん、通称「へいちゃん」は、
認知症もあるのだが、よくスケベな事を言って、
私達をからかう。
いつもリハビリパンツで、自分でトイレにも行く事の出来る
介護病棟では数少ないお元気なおじいちゃんなのだが、
夜など、たまに失敗する事もあるので、
「パンツの中見せてよ。」と言うと、
必ずと言っていいほど、嬉しそうに
「そんなにオレのものが見たいのか。」とニヤニヤする、
そんなおじいちゃんなのだ。
ある夜勤の時、若いシズちゃんと一緒に。
彼女とはオムツ替えの時も、結構おしゃべりしてしまうのだが、
この時も下らない事を言い合っていた。
そして例の「へいちゃん」のリハパンを確認した後、
「そういえばK君が『へいちゃんの奥さんって、大変だったろうね。』
って言ってたな。」とシズちゃんが言った。
「大変ってどういう意味?」と聞くと、
「ほら、だって・・・大きいじゃない?」
という事で、何が大変なのか思い当たった。
へいちゃんはとても小柄なのだが、
自慢のモノは、その身体にアンバランスにも
ビックリするくらい大きいのだ。
う~ん、こりゃあ確かに大変だったかもしれない。
「そう言えば、若い頃勤めていた会社にも
Tさんって人も・・・」
と、仕事中にも関わらず、
思い出したエッチ話に花が咲いた、楽しい夜勤であった。