時代遅れの話題だが、

一時期、日本は純愛ブームに盛り上がりましたよね。

その火付け役となったのは

なんと言っても「世界の中心で愛を叫ぶ」。


この映画を観て、或いは原作を読んで「泣いた」

という人は多いが、実は私は・・・ダメでした。

映画封切り直後、話題の映画だということで

友人と映画館に足を運んだけど・・・

途中で少し記憶が途切れてました。

「あれ~っ、すっごく感動する筈では?」

と思ったままエンディングを迎え、

私と同じく泣けなかった友人が一言、

「長い映画だったね。」

その後、原作だったら感動を味わえるか、と

本を読んでみたが、これは映画以上にダメでした。

う~~~ん、何で世間はこの話で盛り上がれるんだろう?

と、正直首をかしげていた私。

(TVドラマではちょっとウルウルきたけど)


私が映画館で泣いたことがあるのは、

覚えている限りで言えば、

まず当時涙を売り込みにした「エレファントマン」。

それから勿論感動の超話題作・「タイタニック」。

これらの映画で泣かない女性って、きっと少ないだろう。

そして、一番最近で言えば(2年以上経ってるけど)

あまり話題にならなかった事がとーっても不思議な、

キアヌ・リーブス主演のロマンス映画「スィート・ノヴェンバー」


この映画は、泣こうと思ってみた映画ではなかったので、

本当にやられた、って感じ。

途中から涙と鼻水を「ズズ~ッ!!」っと、

一生懸命すすっていました。

女の子が死ぬ事、が悲しかったのではなく、

冷血な仕事人間だったキアヌ演じる主人公が

どんどん変わっていくことに、感動したんですよ。

エンディングがあっけなさ過ぎたのが残念だけど、

私の大好きなエンヤの「オンリータイム」が流れて・・・

見終わってからはトイレに駆け込み、号泣!!


でも後日、職場の友人にこの映画をお勧めしたが、

見に行った時下痢気味だった、というこの女、

「感動なんてしなかったじゃない。」とのたまった。

んもう、下痢の時なんかに、

感動の名作を見るなーっ!!

(さっき気になる本の中古を探しにアマゾンのサイトを

暫くうろうろしていたら、CD部門で

「スィート・ノヴェンバーに感動した」という人の

コメントを見つけたので、ついついこの話題になってしまいました。)