一昨日、私の勤める病院で「夏祭り」が催された。

その中で新人の私は屋台の係りに。

私達ケアー(ヘルパー)6人は、どうやら焼きソバを

任されるらしい。

私は聞いていなかったのだが、

その食材の準備に取り掛かっていた時、

ある看護婦が如何にもバカにしたように言ったらしい。

「焼きソバって材料の分量も、手順もちゃんと

考えなきゃいけないし、

結構難しいのに、ケアさん達で

出来るの?」と。

「ちょっとぁ、さっきの聞いた?」

後になって休憩室で私はその事を聞いた。

「焼きソバくらい焼けるわよ。私たちの事、

知的障害者だと思ってるんじゃない!?」息巻いた。

確かに彼女らのように医学専門用語は知らないけど、

普通に主婦してる私達、焼きソバ位作れるゾ。

ケアさんに出来るの?」と心配してくれるなら、

どれだけでも、看護婦さん、あなた方の担当・焼きソバと

代わりますわ。

焼きソバの他は、焼き鳥にしろ、とうもろこしにしろ、

下ごしらえしたものを、ただ炭火にかけて

コロコロ転がせばいいだけじゃないの?

ましてはアイスクリームやジャガイモは

トレイやコーンに盛るだけ、ときたもんだ!!

それが去年に惹き続き、焼きソバとは!!

一番大変なものを、押し付けられている、

という被害者意識は拭い切れない。

で、結局始めての夏祭りはどうだったか・・・

炭火の熱波焙られながら、

ひたすら忙しく焼きソバを焼き続けた私は

何も買えなかったし、

見る事も出来なかった・・・