日航機事故からもう20年。

正直、もうそんなに経ったのか、という気持ちだ。

今日はテレビ各局で特集番組が組まれている。

今もそのうちの一つを観ているが、

遺族の気持ちを考えたら、

なんとも遣り切れない気持ちになってくる。


事故当時、私はこの悲惨な大ニュースを

知ったのは、潰瘍性大腸炎で入院していた時。

病気の所為で感情が鈍くなっていた私だが、

ニュース映像を観た時の驚きは、

今でも鮮明に記憶に蘇る。


事故で亡くなる・・・誰もが想像していなかった突然の死。

身近な人との別れ。

今まで元気だった人が、これで最後になるとは、

もう二度と会えないとは・・・

亡くなった人も勿論だが、

遺された遺族の無念さ、悲しみは

察するに余りある。


それにしても、

死までの時間をカウントし、

徐々に失われる体力と痛みに長く嘆き苦しむ病死と、

事故による突然の死

本人、或いは家族にとっては、

どちらがより幸せ(まし)なのだろう?