手帳に挟んだあんたのチェキを毎朝見ているよって話をする。
あんたはつくづく隙の多い女だったよね。
個人的にアイドルって隙があっちゃいけない存在だと思ってるのでおいおい大丈夫かって心配になることも多かった。
自撮り下手だし、テスト前とかたまに顔死んでたし、腋ジョリってたし(これはご褒美)、見せちゃいけないものが見えてたこともあったよね。
その隙がマジモンなのか作りもんなのかは知らないけれど、もし作りもんだとしたらあんたは稀代の名優です。でも多分それが厄介を生んだ要因の1つだと思います。また人前に立つことがあったら気を付けて。
これは本当に何度も言ってるんだけど、あんたにしてあげたいことがまだまだたくさんあった。あんたがそれを望むかどうかは知らないけれど。
あんたがやりたいことを悔いなくやるために私にできたことがもっともっとあったと思う。ほんの100円にしかならないチェキだって、もう1枚撮れば余分に100円あげられた。プレゼントにスタバカードとか仕込むこともできた。あんたが欲しがってる言葉を全部察して言ってあげたかった。
もっと良いオタクになりたかったな。ごめんね。でも今書いたことを全部やったところで、もっともっと良いオタクになりたかったって思うだけなんだろう。
私はいつも推しに対しては心から安寧でいてほしいと願うことで自分の安寧をも手に入れているんだけど、あんたに限っては安寧を望めば望むほど、あんたを取り巻く何もかもが鬱陶しく思えて苦しくなる時がある。
ブロックされたあの野郎だけじゃなく、あんたの家族も学校も、消息を追ってる片手程の人たちも、若宮や久屋や栄広場であんたを見ていた人たちも、それより前のことを知ってる人たちも、あんたを知ってる人間どいつもこいつも鬱陶しい。何も知らねェ癖にって思う。私が何を知ってるわけでもないのにね。心が狭くなってしまうの。
私の知ってるあんたの「素」が全部芝居ならいいなと思う。そしたら私の知ってるあんたは存在しない人間で、元気でいてほしいとか幸せになってほしいなんて思う必要もなくなるのに。
多分私はアイドルしてたあんたを本当の意味で推してなんかいなかったんだと思う。少なくともあんたの望む推し方はできなかった。衣装の隙間から見え隠れする人間の幻覚を見ていただけ。それは幻覚だよって言い切ってくれ、頼むから。でなきゃ一緒に死んでくれ。なんてね。
自称ガチ恋の粘着野郎マジでクソって言いながら、私がいちばんガチ恋だったんだろうな。
変な文章書いてごめんね。病んでるか病んでないかで言ったら病んでるよ。ご慈悲を。
誕生日おめでとう。なんだかんだ言ってもあんたという人間(もしくは、その幻覚)が好きだよ。心身ともに健やかに生きてくれ。またね。