私、心配で不安で…夜は全然眠れませんでした…


なんて事はなく、夜はぐっすり眠れました。

私のこのニブサさ、本当に助かります。


でもさすがに昨日の夜早く寝すぎたせいで5時半くらいに目が覚めてしまいました。

顔を洗って身支度をして、おトイレに。

昨日の夜に処方されて飲んだ「8時間後くらいに効く下剤」のおかげでカンチョウのお世話になる事無く、こっちもクリア。ホッと一安心。


今日は昼の12時に手術がある予定なので、7時までは水分が取れますが食事はNG。ひもじい…


8時ごろに両親が来ました。

12時スタートか。いよいよだな…不安です。これから私は治療に向けて進んでいくんですね。

苦しい思いもするでしょう。痛い思いもするでしょう。不安だらけです。

でも、進まねば。生きるために、進まねば。


親と雑談をしていると看護師さんが来ました。

時間を見ると10時半。手術の説明かな??と思っていると

「手術の時間が早まりました。11時スタートなので準備お願いします!」

とのこと。


は?

え?

まじ???


うわー!!たいへんだ!!たいへんだ!!

心の準備がぁぁぁ!!!


とあたふたしながら準備をします。

足にぎゅっと締め付けるタイプの靴下をはきます。これは血栓予防のためだそうです。

パンツは履いたままで手術着に着替え、両親と一緒に手術室へGO!!


不安…不安です…


手術室がある3階に到着。

ここで両親とはお別れです。母とぎゅっと抱き合い、ドアの中へ。

そこは待合室のような場所でした。とりあえず椅子に座って先生から問診を受けます。

血圧を測り、名前と手術する場所の確認。それが終わると、手術室に通されます。


お、おお~!!!


手術室です。どっからどう見ても手術室です。

緊張はマックス!!しかし、忘れてはいけません。

「よ、よろしくおねがいします!!!」

と、頭を下げると、看護師さんが微笑んでくれました。よろしく、と言われちょっと落ち着きます。

手術台の上に上ります。

手術台ってちょっとあったかいんですね。

寝ころぶとすぐに心電図などのモニターや酸素マスクを付けられます。

左手首には点滴の針が。手首に点滴の針を入れると痛いって聞きましたが全然痛くなかったです。

「じゃあ、麻酔落としていきますね」

うお~~!!いよいよだ!!気を失う瞬間ってどんなんだろ!!ちょっとわくわくする…

「名前呼ぶので答えてくださいね」

と言われ、はーい、と返します。二回ほど呼ばれた時にお医者さんがもう一人、入ってきました。

おっ、あれは執刀医のS先生。先生にもお願いしますって言いたいな。

そして何度も名前を呼ばれます。

「…は、い…」

あれ?

声が出にくい。体が重い。あれ?

「終わりましたよ」


まじか。


一瞬、でした。すごいな全身麻酔…


生理が4日目だったので、ナプキンを付けねばならないのですが、尿の管が入っている状態なのでオムツをはかせてもらいます。

看護師さんがかわるがわる顔を覗き込み、大丈夫ですよ終わりましたよ、と言ってくれます。

ありがとうございました、と言うとちょっと笑われました。

ガラガラと移動する身体。頭はぼんやりしています。やがて母の声が聞こえてきました。

涙声で、「がんばったね、がんは綺麗に取れたって。転移もなかったって」と聞こえました。


あ、そうだったんだ…転移してなかったんだ…


ここから記憶があったりなかったりです。母に「おなかすいた…」と言って笑われました。

父親は病室のソファで高いびきで寝ていました。

意識がややしっかりしてきたのは夕方の6時ごろだったでしょうか。

看護師さんが、少しベッドを起こしましょうと言ってくれたのですが点滴のおかげでのども乾いていませんしフラフラしそうなので止めてもらいました。

傷の痛みは全くなし。不思議なものです。すっごい傷口なのに痛みがないなんて。


ただ、心は、とても辛かったです。


胸がなくなることはもうどうしようもないと思っていたのですが、やっぱりショックだったんだと思います。

どんな結果になるんだろう、という心配もありました。再発の恐怖もありました。

どうしようもなく、辛かったです。


両親は7時頃に帰っていきました。

明日、9時にはここに来るからねと言われました。




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