忘れない【真田十勇士】

2月15日。
舞台【真田十勇士】幕を閉じました☆


ずっと真田十勇士をやりたい。殺陣をやってみたい。カッコイイ女性を演じたい。と密かに考えてました。


お話頂いたときは、本当に嬉しくて、嬉しくて、奇跡が起きた！と思いました。


稽古が始まり、ある程度覚悟はしていたものの、一度出来上がっている作品の中に入っていくということは、半端な気持ちでは自分に勝てないな。と実感しました。


めまぐるしいスピードで進んでいく稽古。でも、それに付いていくだけでは、前回を超えるという覚悟のみなさんには追いつかない。何倍も頑張らなくては…という思いでやっていました。


そんな稽古中盤ごろ、稽古後に自主練習していた私に上川さんが付き合ってくれた日がありました。分かりやすく色々と教えて頂き、それを見ていた柳下君が、殺陣に付き合ってくれたりして…その日から、コミュニケーションも変わっていって、色んなことが動き出した気がします。


そして、再演する人たちにも、再演というプレッシャーがあるんだと知り、自分がプレッシャーを感じてる場合ではないな。と思い、どんどん重りが取れていったような気がします。


本番に入ってからは、楽しくて仕方なかった。毎日、色んなことに挑戦してみたり、ハプニングが起きても、協力し合って、より良いものが出来ていったり。たくさん公演数があっても、毎日新鮮でした！


長期なので、色んなことが見えてきたり。ただ言えるのは、こんなにも情熱を秘めていて、優しさを持った人が集まった作品は、なかなかない。


もちろん、一員になれたとは思っているけど、少ない女性の私から見て、男性陣たちの秘めた情熱、絆は、羨ましく思うほどでした。


本当に本当に、素晴らしい作品に参加できたことに感謝です。


応援して下さったみなさま、ありがとうございました


最後のカーテンコールで、上川さんが言っていた言葉。


『覚えていてくれとは言いません。忘れないでください。』


…ぐっときました。


今回はDVDにはならないので、観にきて下さった方々の中でしか生きられない。でも、その儚さがまた、いいのかもしれない。


どうか。忘れないでください。


私にとっても、とても思い出深い作品になりました。

本当に本当に！感謝です！！

完。