①孤高のガイドと仲間のいる照朝
なぜ父が「ガイド」になったのか、その事情や思いが語られましたが
前回抱いた「俳優の存在感頼みの力技やってはる〜」という印象は残念ながら覆りませんでした😂
長ーい対決シーンで延々と似た様なダークで単調なカットが続きましたし、その中で「世界を救う」とか「欲望に支配される」とか大仰な台詞だけが空回りしがちで…
そこはもう本当に残念に思ってるんですけど、逆に言えば、吉川さんと我らが間宮祥太朗のがっぷり対峙は堪能させて貰ったと思います。
重いものを背負って必死に立ってるテルリンの背中は、本作を頑張って支えてる中の人の頑張りとダブってしまい、涙無くしては見れないよ😭
ここで印象的だったのは、崩心の事も信用せず孤高のガイドと、対決相手を仲間にしてきた照朝との対比ですね。
仲間たちと言葉を交わすことでどんどん照朝の表情が和らぎ自信を取り戻していく様子は、長く過酷な撮影を一緒に頑張ったであろう皆との絆を連想し胸が熱くなりました。
②最期は父として
最後の回答は、父の名前だろうとアタリをつけてた視聴者は結構多かったと思うんですが😂
そこを外したガイドは、もしかしてわざとだったのかなーという想像も成り立ちます。
高い理想を掲げる人ほど能力の使い方間違えるし、独善的になって闇堕ちしがち。これは別に物語の人物だけでなく、私が実際に出会った人でもこういうタイプいましたからね…
そんな父を見る目が、衝撃→失望→憐れみ、と移ろっていく様を、間宮氏は丁寧に演じてたと思います。
プロデューサーのインタビューからも、逆算して演技プランをたてていた事が窺い知れました。
この場面なんか、とっても綺麗につーって涙流してて…これにちゃんと気づいてくれてる人何人いるでしょうね…(なんか、悔しいかも…)
アクマゲームトーナメントの真の目的は、照朝の力を試し試練を与える事だった。その為に関係ある者たちを参加させたっていうのは、納得できる様で全然納得できない😂正直余計だった気もしてますが
結局はガイドとしてでなく父親として最期を迎えた、という終わり方は、物語としては王道の着地だったと思います。
③まみキチよ、運命を受け入れろ笑
という事で、映画化でございますよ諸君😁
「貴様たちとはまた会うことになるぞガハハハー」byガド
正直、興収とかそういうのは一旦全部忘れようと思う!😂
というのも、変な家のヒット推移を見守る中で改めて知ったのですが、今、映画ってびっくりするほどお客さん入ってない😢特定の大ヒット作にだけ極端に依存してて、しかもその構造は世界共通。邦画だと興収1億円どころか一千万円規模の作品が山の様にあって、配信に権利買ってもらってようやく採算とれるかどうか、みたいな世界らしいんですね😢
それがTV映画だとどんなに大コケ扱いされてもちゃんと算盤はじける。だからこういう企画が求められ成立するんでしょう。
一方で、実は私が実写化作品を一生懸命応援するのには理由があって、出版界は映画以上に厳しい状況だと知ってるからなんです。子供の頃の自分を育んでくれたのは小説やマンガ。出版・本屋さんだったので、個人的に強い思い入れがあります。
「実写化・映像化バンバンする」「とりあえず本は売れる」。問題があったとしてもこれ以上の両者WIN-WIN生存戦略が私のアタマでは思い浮かばず、だから昨今の原作原理主義的な叩き風潮には危機感しか覚えてません。(このままだと本当に漫画家さんたちの発表の場がなくなっちゃうよう…という不安でいっぱい😭)
ま、そんな個人的な感傷をくどくど語らなくてもですね、
この↓映像だけで、お仲間たちはもう見る気満々になってるはずだと私は確信しております。
ワイルドヒーローだぜぇ!かっこいいのだよ!映像が派手で豪華なのだよ!
多分、もう原作からは全く別世界へと旅立ったものになってるのは間違いなさそうですが😂、これが我らの運命だと思って、「運命を受け入れろ!」byガイド様
アクション込みのエンタメ大作になっているのなら、そう楽しませてもらいまっせ!楽しみにしています♪