他メンバーとの別室対策&温度対策の為、思い切ってダイニングのテーブルの上に、糸守宅をドーンと設置。
ヒーター用のコンセントの勝手が良いことと、陽の光が入ること、そして、私が在宅中の大半を過ごす場所の一つであるため、様子が見やすい。
まだ来たばかりだから…と、派手なコミュニケーションは自粛しているけれど、お世話の為ケージ内にお邪魔する度に、手に乗って来る糸守さん。
あんまり懐っこいので、最初は、具合が悪いのでは…とヒヤヒヤしたけれど、常に膨らんでいるような様子もなく、今のところは大丈夫そう。
だとしたらやはり、淋しいのだろうか。
キキやボーみたいに、本当は、誰かとカキ合ったり一緒にご飯を食べたり、小競り合いしたり、遊んだり眠ったり、したいのかな。したいよね。したいよね……
……そんなことをボーっと考えながらダイニングで夕食を食べていると、相変わらずこちら側にへばりつき、時折ヒョロロと何かを話しかけて来る糸守さんと目が合う。
なので、一旦夕食の手を止めて、語り掛けてみた。
私「…一緒にご飯食べたいの?」
糸「ヒョロロ」
私「一緒に食べよっか」
糸「ヒョロロ」
…てなわけで、やったー!とケージから出て手に乗って来た糸守さんに、お食事を出してみたところ、ものっっすごい勢いで食べ始めた。
ひとしきり食べ、水を差し出すと、これまたものすごい勢いでガブガブ飲んでいた。
ケージ内の嫌いな場所の水、きっとあんまり飲みたくなかったんだね。気付くの遅くてごめんよ。
このあと、そのまま手の上で食後の羽繕いを始めたので、カキカキして手伝うと、ザ・至福。の表情のあと、なんだか私の顔を目掛けて飛び立とうとする仕草が。
顔に飛び付いて来たらどうしよう!!とワクワク(?)しつつ、そっと顔を近付けてみると、みると、みると…!
まるでキキがボーに、ボーがキキにするように、私の眉毛(笑)を、カジカジ、カキカキ、コショコショと、ややしばらく眉繕いをしてくれた。私は泣いた。笑
眉毛だけでなく、おでこやら眉間やら、クチバシと舌で、まーまー繕ってくれること。
繕ってくれるそばから私も頬毛をグリグリ、糸守も私の眉毛をカキカキ。
ザ・至福…
鳥界では、カキカキし合うのは、仲良しの証拠だよね。
てことで私達は、晴れて親友に。←まだ早いわ
私が何を話しかけても、とても神妙な面持ちでジーっと聞いている糸守さん。
言葉の意味は通じていなくても、私の声のトーンや表情で、安全だと感じてくれているのかもしれない。
ちなみにキキさんボーさんは、私が何を話しかけても、すぐさま、
キキ「ピピっ!」(なんか言ってる!)
ボー「キキキキキキ!」(言ってる!怖い!)
と一致団結し、そしてすぐさま慌てて2羽寄り添い、ひとまず寝たふりをして(笑)、それから徐々にキキがソワソワし出す。
“…で、出してくれるのまだ?”と、準備運動を始め、臆病ボーもシンクロスサーして、ソワソワ。
なんでも、最初に行動したり試すのはキキ。
ボーはひたすら真似。安全とわかってからじゃなきゃ動かない、銅像のように。
おそらく糸守さんも女子なので、いずれ来る発情対策として、キキボーの普段の交流や様子は、
対 鳥 と、
対 ニンゲン の距離感を学ぶ良い教材だなと思う。
このままずっと眉繕いして欲しいけど、そうすると、私に卵を産んでくれたりするのだろうか…と、とてももどかしく複雑な気持ち。
でも、それよりなによりまずは、まだ会ったばかりなのに、信頼のカケラをたくさん見せてくれてありがとう。
P.S.
「あ…糸守町に、木が一本生えた…」とつぶやいた娘。
本当だ…!なんて可愛いピョン毛。
それにしてもこの糸守さんの目元の優しいこと。
穏やかに微笑んでいる。


