こんにちは、2階のおばちゃんです。

 

今回、迷ったんよ。

YBAにもポストYBAにも名前が挙がらんかったサイモン スターリング

(Simon Starling)さんの作品について書こうかと思ってん。

けど、4/24に今年のターナープライズのショートリストが発表されて、その選出がなかなか素晴らしいから切りのいいとこでブログに入れよう思ってたのがズルズル

伸びて2か月以上経ってしもてるし。

このまま伸ばしてたら情報のピチピチ度が下がってくなあと勝手に思てね。

てことで、今回は2024年のターナープライズのショートリストに挙がった

アーティストら4人に関して書くわ。

★ジャスリン コー (Jasleen Kaur)さん 

★ピオ アバド (Pio Abad)さん 

★クローデット ジョンソン (Claudette Johnson)さん 

★デライン ル バ (Delaine Le Bas)さん 

 

因みにターナープライズは1991~2016年までは年齢制限があって50歳までの

アーティストが対象やってんけど、今は年齢制限なしやで。

 

★ジャスリン コー (Jasleen Kaur)さん

スコットランド南西部の都市グラスゴー(Glasgow)出身の若いインド人

アーティストでシーク教徒やわ。

グラスゴーのアートスクールでシルバースミシング(Silversmithing 銀細工) & 

ジュエリーを勉強して、その後ロンドンのロイヤル カレッジ(Royal College of 

Art – RCAとも言うで)で応用美術(Applied Art)を勉強したはるわ。

応用美術っていうのは、日常生活で使用されてきた又は使用されている工芸品や装飾品やデザインを言うねん。ジュエリーも入るし家具もおもちゃも入るで。

彼女の作品はシーク教徒の習慣や伝統とかグラスゴーにあるシーク教徒の移民

コミュニティをベースとしたもんが多い印象やわ。イギリスという異国の環境で、

シーク教徒のアイデンティティや独自の文化と伝統がどうやって維持されたり

変化して環境に適応していったりすんのかを探求した作品や、自分の生い立ちを

伝えるような作品を作ったはるわ。スカルプチャー(日本語やと彫刻)や

どっかから借りた物や私物や自分の家族の古い写真やいろんなサウンドを使って

「イマーシブなインスタレーションアート作品」(Immersive art installation)を

展開してはるアーティストやねん。

そうそう、イマーシブって言葉、最近よう聞かへん?

「イマーシブなインスタレーションアート作品」ってのは、エキシビジョンのギャラリーや会場の空間全体を使って人工的に環境を変えてエキシビジョンを見に来た人に異次元のような特別な体験をしてもらうようなアート作品のことを言うねんね。

要はディズニーランドとかUSJのエントランスをくぐったら夢の国に来たみたい♥

(日本やで)って錯覚を起こすのと同じようなもんやね。

「異次元のような特別な体験」って言ったら大げさなもんに聞こえるかも

しれんけど、別にプロジェクターやマッピングテクノロジーやVRを使った

大掛かりな「金かかってますねん」作品だけを指す言葉やないで。

 

会場全体が作品やから、画像はその一部だけ載せんね。全体の感じは下のリンクの

ページに動画があるからそれを見た方が作品のイメージがつかめると思うで。

 

Courtesy of the artist, Tramway/ Photograph: Keith Hunter, Paul Watt

 

Jasleen Kaur - Alter Altar (tramway.org)

 

ディスプレイされてるオブジェクト1つ1つに意味があるもんやから、説明してたら日が暮れるからやめとくわ。

とりあえず、上の2つの画像だけで許してちょんまげ。

 

ビンテージのフォード エスコートに巨大なドイリー被せてるやつね。

ドイリーってのは、ほら、昭和のころ家の玄関に飾ってた花瓶や置物の下に敷いてるレースの敷物やわ。

こんなやつね↓

よう下駄箱の上とかに、どっかの旅行で買ったお土産の置物とかちょっと高そうに

見えるもんを、レース状の敷物の上に置いて飾ってたやろ?

って若い子は知らんやろね。

 

エスコートを覆ってる綿で作られた巨大なドイリーは、イギリスで最大の輸入品やったインド綿の貿易とか、植民地からイギリスへ労働のための移住とか、大英帝国の物質的な遺産の象徴ってことらしいわ。

綿工業は昔イギリスの主要産業やって大規模な生産を行ってはってん。

貧困に喘ぐ多くの労働者階級の大人や子供、移民らが過酷で長時間労働の綿工業で

働いてはって、その劣悪な労働環境のもと働け働けで大量生産されててん。

当時世界で生産されてた綿布の50%を製造してたという表向きには輝かしい

大英帝国の歴史があるねん。

 

展示されたフォード エスコートは彼女のお父さんの最初の車としてイギリスへの

移住の願望を表現したもんで、実際の最初の車はエスコートじゃないねんって

コーさんがコメントしてはるわ。

このエスコートからは彼女がドライブでよく聞いてたポップソングが自動で流れる

仕組みになってるねん。

エスコートの近くにオレンジ色の写真があるやろ?コーさんの家族写真やねんけど、写ってる車がお父さんの最初かなんか知らんけど車やろね。コーさんが子供のころ、鳥が食べるために古いロティ(インドの無発酵パン)を車道に投げ捨て、通る車が

それを小さく(鳥が食べやすいサイズに)引き裂いてくっていうことを

してたらしいわ。

その思い出から、当時の写真に写ってるコーさん以外の家族の顔にロティのかけらを貼り付けてオレンジ色のレジンでその写真を覆ってはんねん。

因みにオレンジ色ってコーさんにとっては結構重要な色で、スコットランドの

国民的炭酸飲料のIrn Bru(アイアンブルー)のような色を意識してはんねんて。

おばちゃんは飲んだことないねんけど、オレンジ味じゃなくて得体の知れへん

説明できへん味らしいわ。

        

 

エスコートの横の画像は木製の手の彫刻にシーク教の礼拝用の鐘がくっついてて、

それが一定の間隔でチャリ~ンと自動的に音を鳴らすようにしてはんねん。

カラフルな木製の彫刻は、「移民の美学」にあるフェイクや見せかけのようなもんを表現してはんねん。

インドにはローズウッドという最高品質の木材があって、昔は高級材として

ヨーロッパ貴族の人らに人気で、家具がようさん作られてたらしいわ。

今はワシントン条約で規制の対象となってるから手に入らへんけどね。

 

「移民の美学」ってのは、移民が自分らの文化遺産を新しい環境に適応させるため

妥協したり調整したりして作り出した美学のことやわ。

自分らの生活風習に欠かせへん文化遺産級の伝統的なもんを再現したり表現すんのに現代の入手しやすい素材に置き換えてなんちゃってホニャララみたいなのを作って

やっすいもんにしてしまう”クオリティ下げちゃった美学”のことやね。

 

おばちゃん、このアーティストの作品好きやからちょっと長々書いてしもたわ~。

あとの3人は手短にいくで。

 

★ピオ アバド (Pio Abad)さん 

アバドさんも若いアーティストで、生まれも育ちもフィリピンやねんけど、

ロンドンを拠点として活動したはるねん。フィリピンの大学で芸術の学士号

(BA (Hons) Fine Art 普段はBAって言うで)を取得したのち、イギリスに渡り

グラスゴーのアートスクールで絵画とプリンティング(版画、シルクスクリーンとか)のBAを勉強し、RAのアートスクール(Royal Academy Schools)で修士号

(Masters in Fine Art 普段はMAって言うで)を取得したはるわ。

彼の作品の傾向も、国は違うけど同じ旧植民地ということでコーさんに似てる部分があるわ。自分のルーツとなる国の歴史や文化の喪失に影響を受けたものが

多いっていう点が共通してるんやけど、作品のアプローチが全くコーさんと

違うねん、正反対という印象を受けるわ。

彼の両親が1970年代から80年代にかけてフィリピンの反政府運動の最前線で

闘ってきはった人らやから、アバドさんにとってもピープルパワー革命

(エドゥサ革命とも言うで)の歴史を忘れたらあかんっていう思いが彼の作品作りの

ベースになってるねん。

若い子らは知らんやろうけど、一生懸命に私腹を肥やして贅沢三昧の日々を送ってたフィリピンの悪名高い元大統領フェルディナンド マルコスの独裁政権に反対した

民衆運動のことやで。

で、現在はその独裁者の息子マルコスジュニアが若い世代から圧倒的な人気を博し

大統領になってしもたはってビックリやわ。おばちゃんには理解できへん。

フィリピンっていうのは過去にスペインとアメリカの植民地やって

イギリスと日本にも一時期占領された歴史があって、独立するまで複雑な歴史を

歩んできた国やね。

 

アバドさんの作品は過去(歴史)と現在が交差するような、過去のものが今存在

しているような感じがする作品やね。ほんでもって素晴らしいリサーチ力と洞察力で幅広いリソースを持ってはる人って印象やわ。

アバドさん曰く、普段あたり前のように思ってるもんって実は言葉と暴力の歴史が

刻まれてるもんやねんってインタビューで言ったはんねん。

そんな語られることがなかった歴史の物語に光を当てて現代に持ってくるのが

彼の作品やね。

オックスフォード大学のアシュモレアン ミュージアム(Ashmolean Museum)での

ソロエキシビジョンでは、大学の膨大なコレクションの中から

歴史から忘れ去られて暗い収蔵庫の中で眠ってるもんに焦点を当てて

展示してはんねん。

アバドさんが収蔵庫から見つけて展示してるもんの1つで、17世紀のロンドンで

版画を売ってはった彫刻家のジョン サベージ(John Savage)さんが1692年に

銅板で作成したエッチング(ニードルを使った版画)があって、一応英語のタイトルが「Portrait of Prince Giolo, Son of King Moangis」(Moangis王のご子息の

ジョーロ王子の肖像画)となってんのがあんねんけどね。

Image courtesy of Ashmolean Museum, St John's College Oxford

 

このジョーロ王子、王子でもなければ「Moangis王」という架空の王様の

ご子息でもなく、全身にタトゥーが入ってるフィリピンの島に住んでた原住民のJeolyという青年でイギリスに奴隷として連れて来られた人やねん。

Jeolyさんの体は全身にタトゥーが入ってて珍しいから、ロンドンで見世物として

出そうやってことで宣伝用に王子として描かれたらしいわ。

大航海時代から何世紀にもわたってヨーロッパでは、市民の楽しみの1つとして

外国から連れてきた人間を「生きた標本」として展示してはってん。

日本も見世物小屋があったから同じようなもんやね。

Jeolyさんはオックスフォードで亡くなってんけど、遺体が埋葬される前に

タトゥーが入った皮膚をオックスフォード大学の外科医に剝がされて

解剖学部に保存されてんねん。

最後まで人間じゃなくて標本として扱われた人生やったのが悲しいね。

この歴史的な展示物の近くに、Jeolyさんの腕や手の部分を大理石で

エッチングした作品を11点展示してはんねん。

 

Courtesy of the artist, pioabad.com

 

なんか繊細で寂し気な感じのJeolyさんがコンテンポラリーアートの現代に

蘇ってる感じやね。

Jeolyさんを見世物や標本とした物ではなく、一人の人間として過去の記録から

救い出したかったってアバドさんが言ったはるわ。

他の作品も結構興味深いからチェックしてみてな。

ASHMOLEAN NOW: PIO ABAD | Ashmolean Museum

 

★クローデット ジョンソン(Claudette Johnson)さん

イギリスのマンチェスターで生まれ育った黒人アーテイストで40年以上

活動してきてはって、すでにイギリスで有名な人やわ。

ウルバーハンプトン ポリテクニック(今のウルバーハンプトン大学)でアートを

勉強しはって、在学中からいろいろ活動してきてはんねん。

80年代初めにBLKアートグループ(BLK Art Group)という3人の黒人アーティスト

グループによるちょっとしたアートムーブメント(1979~84年)があってんけど、

後にジョンソンさんもそのグループの一員になって活動してはってん。

 

BLKアートグループっていうのは、当時の芸術文化の常識を打ち破るような

新しい表現のイズムを創り出そうとしていたアフリカにルーツを持つ

イギリス国籍の黒人グループのムーブメントで精力的にエキシビジョンなどの活動をやってはってんけど、1984年に解散したはるわ。

70年代や80年代って黒人やアジア人のアーティストに対する偏見とか差別は結構あったしね。どうしても芸術 = 白人文化ってのがまだ根強く残ってたような

時代やったし。

2011年には、BLKアートグループリサーチプロジェクト(BLK Art Group Research Project)を元グループメンバーやったジョンソンさんと他2名で立ち上げてはるわ。1980年代のイギリスのブラック・アートのムーブメントとして

知られるようになったBLKアートグループの過去の記録と歴史的な活動を

改めて検証し、討論したり理解を促進したりする活動をしてはんねん。

それに、ジョンソンさんはイギリスの勲章の1つ「MBE」を国から授与されて

はるし、RAのメンバーにも選ばれてはるわ。

「MBE」は、芸術や科学への貢献、慈善団体や福祉団体での活動、公務員以外の

公共サービスに対して授与される勲章やで。

 

そんなすごい経歴を持ったはるジョンソンさんの作品は、親族や友達や

ジョンソンさん自身や、はたまた彼女がインスピレーションを受けたどっかの

写真の人といった黒人の男女を描いたポートレートやねん。

って書いたけど、ジョンソンさん本人は、「自分の作品が単なるポートレートやとは思ってない」って言ったはるわ。人物画(Figure Painting)って言った方が

しっくりするんやろな。

描いた人物が誰でどういう人かに重点を置くよりも、作品の構成、対象人物の体の

構造(筋肉、骨、脂肪、特に顔のね)、人物が着ている服や布の動きに

重点を置いてる感じやもんね。

 

作品は、水彩のガッシュ(水彩絵具やけど不透明な色を出せる絵具の種類)に

パステルを使ってるものが多いわ。

パステルは色の素の顔料に最小限の粘着剤で固めた物やから純度の高い顔料を

扱うことができるし、自分に合った画材やから気に入ってるって言ったはるわ。

ほんでもって、人物が画面の枠からはみ出て外に出てきそうな感じの描き方で

人物の存在感を出さはんねん。

ジョンソンさんは同世代の中できわめて優れた具像画家やと言われたはるわ。

おばちゃんもジョンソンさんのペインティング好きやねん。独特なもんがあるよな。

Courtesy of the artist, Hollybush Gardens and the Courtauld / Photograph: David Bebber

Courtesy of the artist, Hollybush Gardens

 

リンクも貼っとくね~

Claudette Johnson: Presence - The Courtauld

 

★デライン ル バ (Delaine Le Bas)さん

ロマ族の家系でイギリスのワージング(Worthing)生まれのアーティストやわ。

ジョンソンさんと同じくらいの年齢ちゃうかな。

兄弟の中で唯一、義務教育のセカンダリースクール(日本でいう中学校)を

卒業してて、ロンドンのアートスクール、セントマーティンズ(St Martins School of Art London)でファッションとテキスタイルのMAを取得したはるわ。

 

ロマってのは放浪の民族で定住地がなくて移動しながら生活してた

少数民族やねん。今はほとんどが定住して生活してはるけど。

昔はエジプトから来たと考えられてたから「ジプシー」って言われてたんやけど、

インドから来た民族なのが判明して1971年ロンドンで行った世界会議で

「ロマ」と呼ぶことにしたらしいわ。

ロマの歴史は迫害の歴史やったって言うたらユダヤ人と同じように思うかも

しれへんけど、そんなもんやないで。人間として扱われてへんかったし定住しても

雇用、教育、医療、福祉を受ける権利がなかってん。

ヨーロッパでは見つけたら殺害していいという法律が存在した歴史があんのなんて

ロマ人くらいとちゃうやろか。殺害が合法やってんで。

ヨーロッパでのロマ人の迫害は16世紀から始まって、特にドイツでは19世紀まで

人間扱いされず人種抹殺並みに迫害され、殺害され、追放されたり

酷かったらしいわ。まあ、20世紀の1939-45年の戦争中でもナチスによって

大勢のロマ人が虐殺されてるし(なんたって白人至上主義やったしね)、21世紀の今もイギリス含む西ヨーロッパでの差別意識は根強いと思うけど、昔と違い社会に

受け入れられてきてる部分もあるわ。

 

ル バさんの作品は幅広く、刺繍、絵画、デコパージュ、スカルプチャー、

インスタレーション、パフォーマンス、テキスト、ビデオ、写真など、

あらゆるもんを使って表現してはんねん。

デコパージュって何やねんって思った人は、ウィキさんをチェックしてな。

デコパージュ - Wikipedia

彼女の亡くなった旦那さんもアーティストやから一緒にコラボした作品があるし、

そのうえ息子さんは詩人で作家やからパフォーマンスやテキスト作品を一緒に

コラボしたりしてはるわ。

 

で、この人の作品って一言で説明すんの難しいねん。

 

彼女は幼少期の大半をいつも彼女を励ましてくれてた叔父さんとそのパートナーと

一緒に過ごしてはってん。叔父さんは彼女にとって大きな影響を受けた人で

作品における重要なインスピレーションとなってはんねん。

それに彼女のおばあちゃんの死から影響を受けた作品とかもあって

彼女個人の伝記的な記録やロマに関する文化や神話や魔女といったもんへの

探求かと思えば、疎外された他者のイメージがある少数民族の社会的地位や差別や

排除、社会での男女差別やジェンダー不平等といった政治的な問題に対するもん

やったり、古典的なテキスタイルのデザインや技法の装飾芸術(例えば刺繍とか

アップリケとかデコパージュ)を作品に取り入れて装飾芸術のステレオタイプな

イメージ(表面的な美しさを探求した楽しませる美学)を覆す挑戦的なもん

やったりで、この人の場合、スケールがデカいイメージやわ。

 

そんな色々あるル バさんの作品を1つにまとめたようなエキシビジョンが

オーストリアのヴィエナ(Vienna 日本ではなぜかウィーン)にあるギャラリーSecessionでのイマーシブなインスタレーションアート作品

「Incipit Vita Nova」やねん。

(ラテン語で「ここから自分にとって新しい人生が始まる」って意味)

  

Courtesy of the artist, Secession / Photograph: Iris Ranzinger

 

画像は明るい中で撮られてるけど、エキシビジョン自体はお化け屋敷並みに怖いで。

Delaine Le Bas. Incipit Vita Nova. Here Begins The New Life/A New Life Is Beginning (youtube.com)

 

今年のターナープライズのショートリストに選ばれたアーティストは

みんな他国から支配され迫害を受けた先祖を持つ人たちやっていうのが

現在のイギリスの社会を映し出してるようで興味深いなと思うねん。

 

イギリスはルワンダとの間にMEDP(Migration and Economic Development Partnership)を結んではって、早速、難民を第3国のルワンダに送ってはるわ。

MEDPってのは「イギリスに不法に入ってきた難民を送るから世話したってな、

その代わり経済支援したるで」って言う協定やね。

正直、この協定を支持してるイギリス人って多いんとちゃうやろか?

ほんまに移民難民大国で問題になってるから。

イギリスだけでなくヨーロッパ全体が移民難民大国になってしもてるのは

事実やしね。

日本も他人事やないで。同じように移民難民の問題に苦悩する日が近い将来

起こるやろうね。

でもこのイギリス ー ルワンダ間の協定は参考にならへんと思うで。

ほら、「臭い匂いはもとから絶たなきゃだめ! もとをた~つなら、

シャットシャット ニューシャット」っていうトイレの消臭剤のコマーシャルが

昔あったやろ?って誰も知らんやろか。

難民や移民を出してる国が状況を改善せんと、日曜日のサザエさんのように

永遠に続くで。

 

いや~、今回も長なったわ~。あれ?最長ちゃう?

最後まで読んでくれたみんな、ありがとうね。