今回自分の記憶簿として、弟のこと父のことを書き留めてみようとブログを始めた。
書きながら当時を思い出し、涙が込み上げてくることも度々。
ただ、最後まで書き切れたということは、この数年の出来事をきちんと受け入れることが
できた証だと思うし、書きながらもう一度経験をなぞることで気持ちを整理することができ、
それは何より私自身のヒーリングになったような気がしている。
よく考えてみると。
「人の死」に触れる経験があまりなく生きてきた私にとって、弟の死が初めてぶつかる
「死の壁」だった。
親に対しては、いつ頃からか「いつかその時は来るだろう」とぼんやりながらも心のどこかで
小さな覚悟を持ち続けてきた気がする。
でも自分より年下の弟がまさかこんなにも早くこの世を去ってしまうとは夢にも思わなかった。
そして、弟を亡くすということがこんなにも悲しいことだとも思わなかった。
弟が亡くなった時。
あの時は母のことが心配で心配でたまらなかった。
母を守ることに精一杯で、自分を思いやる優しさや余裕が当時の私にはなかった。
もしも時計の針を「あの時」に巻き戻すことができるなら…
私は私を、もう少し思いやってあげることができるかな???
弟の死、母の病気、父の死、愛犬の死と続いていく中で、私はだんだんと自分を見失って
いった。
とは言え、たぶん外側は至って普段通りの私だったと思う。
毎日必死に「普通」を装っていたから。
会話して、作り笑いして、時には会社の人や友人と食事したりして。
でも、内側では「人はなぜ死ぬんだろう」とか「生きるってなに?」とか「誰も私のことなんて
わかってくれない」とか、そんな思いが常にグルグルしていた。
突然涙が溢れ出ててきたりするし、夜なんて眠れないのが当たり前になっちゃったし、
笑うことなんてすっかり忘れてしまった。
毎日がしんどくてしんどくて、気が付いたら「いつか母を見送ったら私もあっちへいきたい」
と、その思いだけが心の支えになっていた。