警察署へ移った父は、医師により
「12月14日未明虚血性心筋梗塞で死亡」と診断された。
父は私たちとは距離のある場所に住んでいたが、そこに親戚や知り合いがあるわけでは
なく、私たちにとってはアウェー。
ということで、弟をお願いした葬儀屋さんに父もお願いすることにした。
葬儀屋さんが警察署に到着し、父を乗せて出発したのを見送った後、私たちも帰路に就いた。
家に着き、可愛いワンコたちの顔を見てホッとしたのは12時近かった。
も~、へとへと。恐ろしく長い一日がやっと終わった。
父の葬儀は家族葬にした。
母は母で父に対して色々な思いがあったと思うし、私も私で父に対する感情はかなり
複雑なものがあった。
それでも様々な思いはいったん封印。
最期だから。
誠心誠意父を見送ろうと決めた。
父を乗せた霊柩車には母が乗り、私たちはタクシーで、セレモニーホールから火葬場へと
向かった。
道中、母は運転手さんと話しをしたんだそう。
母が「実は1年前に息子を亡くしたんです」と話し始めたところ、運転手さんが「よく覚えてい
ますよ。実はあの時息子さんを運んだのも私なんです。あの時は、本当に大勢の人が来て
くれていましたね。とてもよく覚えています」と。
小さな偶然ってあるものなんだ…
この1年色々なことがあった。
弟の突然の死だけでも大パニックだったのに、そこに母の2度の手術も加わって。
やっと少しホッとできるかな?と思っていたところ、今度は父が亡くなった。
ウソみたいな現実だった。
この「父の死」は、弟の死とは全く別の角度から母と私を攻めてくることとなった。
さぁ、タフな日々の幕は開けたぞティアナ…