翌日、葬儀屋担当者と打ち合わせをした。
お正月ということや式場の予約状況等、色々と話し合った結果、葬儀は1月9日・10日に
決まった。
次に私がやらなくてはならないこと。
それは、弟の友人知人たちへ「弟の死を伝える」ということ。
これが私にとって一番しんどいことだった。
大晦日の今日伝えるべきか、お正月三が日が過ぎてから伝えるべきか。
悩みに悩んだ。
悩んだ結果、まずはお店のFacebookに「店主が亡くなり閉店する」旨の書き込みをし、
アップすることにした。
弟のたくさんの想いが詰まったお店だったから、できることなら残してあげたかった。
私が継ぐことは?と言われたり思ってみたりもしてみた。
でも…
幾度も思いを巡らせてはみたものの、私にはどうしても「未知の世界に自分のすべてを
賭ける」という選択はできなかった。
お店を閉めると決めたなら、これまでお店を可愛がってくださったお客さまへの報告は
少しでも早い方が良いと思い、大晦日の夕方勇気を出して記事を載せた。
弟の携帯にはロックがかかっておらず、これは本当に幸いだった。
Facebookも友人関係も何もかも、弟の携帯から発信した。
Facebookにアップしたのだから、例え大晦日であっても、弟の友人たちの中にはざわつく
人たちも出てくるはず。
そう思い、弟の仲の良い友人数人には直接連絡をした。
「ウィ~っす!!!」。
電話をかけると、みんなこんな調子だった。
「あのぉ…ユウキの姉なんですが…」。
「え?あ、はい…」。
一気に相手に緊張感が走るのが伝わってくる。
「実は…」。
もう耐えられなかった。