その昔、日本が高度経済成長を続けていたころ、日本の町工場は世界の中でも重要な生産基地でもありました。

その後、コストの値ごろさと母集団の大きさから中国が世界の工場としての地位を席巻するようになりました。

が、中国の経済成長に伴い、中国での生産はそんなにお手頃価格でもなくなってきたもので、次第にトレンドは、もっとコストの安く上がる地域に移動しました。ニットやTシャツのタグにMade in Vietnam とかFabriqué au Pakistanとか表示されていたら、まさにそれです。その頃、ベトナムやらミャンマーやらの東南アジア方面に投資する流行が起きご当地も活気が出てきたような記憶があります。

そして今。

AIを生産や物流分野にさっさと取り入れたところは東南アジアより低コストを既に実現しています。
例えば、あるオランダのアパレル工場ではデザイン画を起こしてから48時間で、ベトナムの工場に依頼すると6か月リードタイムが必要な生産を完了できるそうです。しかも、ベトナムより安いコストで。

オランダやフィンランドではベーシックインカムの試験的導入が行われていますが、AIの普及が進めば、同様の制度を検討、導入する必要のある国、地域がもっと増えてくるでしょう。

そうすると、これからは、ひとりひとりの個性の価値がもっと見直されフォーカスしたことが教育や仕事の分野のメインテーマになっていくのかな、という気もします。