雪見障子からの景色が有名な雲龍院へ行ってきました。
緑がとても美しく、心が洗われました。
入口を入るとすぐに「雲龍図」の襖絵が置かれていて印象的でした。
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[蓮華の間]
座布団がひとつ置いてあり
そこに座って見てみると
緑の季節なので分かりづらいですが
4枚並んだ雪見障子の四角いガラス窓から
椿、灯篭、楓、松が見えました。
障子越しの景色を楽しみ、美しさを感じるのは
日本人ならではの感性なんでしょう。
と、言いつつ
この景色を楽しんだ後は
障子を開けた開放的な景色も楽しみました。
床は
「麟鳳」「亀鶴」
おめでたいお軸。
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[悟りの間]
“迷いの窓”
人生における苦しみを象徴し、
避ける事の出来ない「生老病死四苦八苦」を表しているそうですが
そんな窓からの景色も美しかったです。
“悟りの窓”
春に紅梅、カイドウ、シャクナゲが
順番に花を咲かせるそうです。
障子の開け具合で
色んな絵に。
短冊の中の景色。
満月。
でもやっぱり三分の一開けられたバランスが良いですね。
悟りなんてそっちのけで楽しんでしまいました…
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[月窓の間]
お月さま。
床の間の素敵な景色。
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[大輪の間]
お庭園がよく見渡せるお部屋でした。
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皇室ゆかりのお寺なので
いろんなところに菊のご紋がありました。
こちらは水琴窟。
徳川慶喜が寄進した灯籠の周りにも
砂で紋が作られていました。
抹茶茶碗にも。
お抹茶は5つの書院のどこでも好きな場所でいただけます。
和菓子は“皇月”
こちらだけでいただけるわらび餅のようなお菓子。
とても美味しかったです。
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雨のおかげで人も少なくゆっくりと拝観できました。
そして
格の高いお寺であるのにとても親しみを感じる雰囲気で
のんびりできました。
思った以上に素敵でした。
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御寺泉涌寺 別院 雲龍院
拝観料/400円
お抹茶/500円