輪島塗専門店たかはし光琳堂・道子さんからお誘いいただき
横内先生の茶室開きのお祝い茶会へ
緑と紫が目に飛び込んできました。
「薫風自南来 殿閣微涼生」の掛物、
竹の花入れにあやめが一輪、
揺れる風情も楽しめる釣釜…
この日は、あいにくの大雨でしたが
爽やかな春風を感じる席でした。
・
「薫風自南来 殿閣微涼生」は
お茶を習い始めた頃に出会ったのを思い出しました。
その時の日記を読むと
“――――
日常では喧騒が溢れ
小さな事は見落とされがちですが
そんな中にも幸せを感じることができる
その心が薫風だなって思いました。
私も薫風のようでありたい。
――――”
とありました。
今の解釈は少し違います。
そしてこの席で見ると
また解釈が違うように感じました。
薫風は
このお茶室そのもののように
感じました。
柔らかい色合いが美しい
あやめのお菓子。
鯛が逆さまに運ばれてきました。
お祝いの席ですもんね。
長生殿の紅白もプラスされて
おめでたいです。
お祝いの席に参加させていただき
幸せでした。
横内先生のしつらえを拝見したのはまだ2回ですが
シンプルな中にも深い趣を感じ、すでに大ファン♡
美しいお道具
美しいしつらえ
美しい言葉
美しい所作
美しいおもてなし
美しさはそのカタチだけで感じられるものではないのでしょう。
だからこそこれからも積極的に美しいものに触れていきたい。
そう思わせてくれる1日でした。
・感謝・