オプティマス99は現在ヤフオクなどで高値で取引されているオールドストーブだ。有名な8Rの派生型。スベア123の親戚といったところか。私は数年前にeBayで落札輸入し(それも二台も🤫)、レストアして普通に使える状態になっている。

 

ところでこのストーブ、箱(ケース)のカバーがコッヘルになる。ということで実用性はオプティマスのオールドストーブでもピカイチで今でも登板率が高いのだが、残念ながらこのコッヘルには蓋がない。風なんか強いと折角付属のウィンドシールドがあってもなかなかお湯が沸いてくれないのだ。その辺の木の葉やゴミがお湯の中に入ったりもする (それはそれで味と言ってしまえばそれまでだが)。

 

しかしこの方のブログでは蓋付き仕様があったかも?とかあるのでとても気になっていた。

さらに最近になって、蓋を自作されたこの方の記事をみて、コレはやはり自作しかないと決意。

モノタロウに0.8mm厚のアルミ板と金切り鋏を発注し作製に至った(記事、参考にさせていただきましたm(__)m)。

 

私の場合の手順を覚書として書いておく(と言ってもアルミ板切り出して削るだけですが 笑)。


1)アルミ板にコッヘルの型を取る(カッターで傷をつける)。後でなるべく削る範囲が狭くなるようギリギリで(作った後で気が付いたが99をバラして本体側で型取りした方が良いかも、コッヘルはこの本体にピッタリ重なってるんだから)。ただし金切り鋏を使った切断では歪みがでるので注意。

2)金切り鋏で切り出す。この際にRの部分も出来るだけキッチリ落としておく。

3)あとはひたすらヤスリで削ってコッヘルの内側に合わせていく(アイゼン研磨に使っている手持ちのニコルソンマジカットとナイフ研ぎ用のオイル使用)。結構時間かかりました。執念でクリア。

4)取っ手はその辺に転がっていたダイニーマ(2mm1.5mm径)とシリコンチューブ(内径3mm2mm)にするので真ん中に一箇所穴を開けて拡げる(ピンバイスとアーミーナイフのリーマー使用)。

5)取っ手を付けてバリを取って完成。

 

 

ちょっと削った時の傷が残ってるけどまあ実用には差し支えないのでこれで完成とします。シリコンチューブと蓋の裏に結び目があるため、本体と一緒に運ぶ際にちょっとだけ嵩張ってしまうのはご愛嬌(従って取っ手は革の方が良いかもしれません→内径2mm, 外径3mmのシリコンチューブに交換する事でかなり改善しました)。
これで益々コイツの稼働率が高くなる予感がする。
 
後記
 
1. 取っ手を変えた結果
2.コメも炊ける(ガス機での検証)
ただし盛大に吹きこぼれますwww