今年も半分が過ぎて、元日の地震から半年の節目となり、日曜から月曜日にかけては能登地震の被災地が多く報道されました。


まず、北部地域の風景に驚きました。1月のまま時が止まったように、壊れた家並みがそのまま残されています。まだ断水が続く地区があったり、空き家が多くて取り壊すにも持ち主の許可が取れないことが原因なのでしょうか?まるで捨てられた街のようで心が痛みます。


中には液状化で地盤が崩れてしまい、家の形は保たれたまま住めなくなった地区もあるそうです。みなし仮設は2年ほどの期限があるのに、土地の強靭化には3年以上かかるとのことです。これでは故郷を出て行けと言われているようです。政府の力でもっと柔軟な対策を取れないでしょうか?


唯一救いだったのは牡蠣養殖を再開した80代女性の話です。たった一人で船を出し、牡蠣を引き上げる姿には力が溢れていました。仕事があることがこんなにも人を元気にするのですね。生活を取り戻すには住まいと仕事両方が必要です。地震で職場を失くした被災者には、さらに支援してほしいです。お店を経営していた場合は、地域の人が戻らなければ続けられないこともあります。一人一人の事情を聞き取るだけでも大変だと思いますが、弱い立場の人の声が無視されないようにしたいです。


何もできないでいる自分が情けないですが、忘れないでいつも思っていたいです。