TV「世界遺産」で、星を愛したマハラジャの街を見ました。マハラジャとは、日本で言う戦国大名のような地方領主ですが、それぞれが国を名乗っていました。


ジャイプールは、十八世紀初頭にマハラジャが作った街です。碁盤の目のように整然と区画された街並み、ピンクシティと呼ばれる宮殿も素晴らしいのですが、特に印象的だったのは巨大な階段のような施設です。宗教儀式の場所かと思いましたが、正体は日時計と天体観測施設でした。


当時最高の天文学者でもあったマハラジャは街を設計する前に天体観測施設を作ったそうです。2分まで測れる精密さに驚きます。


現在インドは共和国ですが、各マハラジャの一族は今も宮殿を管理したり、住んだりしていて支配階級の生活を続けているそうです。文化を支える意味では良いことですが、今も昔の身分制度が残っているようにも感じます。