ハーバードビジネススクールの授業の様子をテレビで見ました。アメリカの大学ではただ聞いているだけの講義はほとんどないとは知っていましたが、常に学生に投げかける問題の難しさと新鮮さに驚きました。


日本の企業に関する問題もありました。日本で人気になったお菓子をアメリカでヒットさせるにはどうするか?例に出ていた写真は柿の種でした。日本の味を現地の人は受け入れてくれるでしょうか?もちろん好みの違いを調査し、アレンジはするとしても、全く違うものになってしまえば日本のものではなくなります。


もう一つは、新幹線の停車中に短時間で行う清掃作業員の意欲を高める方法です。以前作業の様子を見たことがあります。あの効率の良さ、鮮やかな手さばきは見ていても面白いです。競技にして1年に一度でも大会を開き、優秀者を表彰してはどうでしょうか?誰にも注目されることのない仕事ですが、社会を支えている人たちの確かな技術にもっと光を当てる試みを実施してほしいです。


日本の教育では、答えが一つで、決まっている問題ばかりですが、実際に社会に出れば答えのない課題にぶつかって対処する毎日です。真に生活に役立つのはハーバードの授業です。


知識も必要ですが、討論し、試行錯誤し、失敗の中から自分なりの解決策を見出すことが新たな発想を生み出し、新たな起業にも繋がるのではないでしょうか?