新しい朝ドラ「虎に翼」が始まりました。戦前に女性が法学部に行けたとは知りませんでした。そして、戦前の女性が特に結婚すると、無能力者と法律で定められていたことも。男尊女卑が法律にまで及んでいたとは驚きです。


学問好きなら結婚よりも進学に惹かれるのはわかりますし、主婦の不自由さや地位の低さが十代の主人公には疑問だったのでしょう。


家庭では非常に忙しく、娘のお見合いや結婚の段取りも母親がしているのに、公式の場ではまるで自分が存在しないかのように振る舞わなければならないことが我慢できなかったのですね。能力に差がないなら、学歴の面でも社会での職業の面でも同等に扱うことが必要だと思います。


今も残る人種差別や男女差別は、社会の発展を妨げています。子供を産み育てる環境の整備と、男性の育児参加、何よりも人の意識を変えていかないと日本はいつまでも昔のまま、世界から置いていかれることになります。