今年最初に読んだ本2冊


ごめんなさいね〜

またまた興味ないべ!という方は

どうぞスルーでお願いします(〃´-`〃)





☆八月の御所グラウンドは

お話が2つ入ってる。


どちらも京大卒の万城目学さんらしく

今回も京都が舞台のお話。

そしてどちらも万城目ワールド✧︎*。

現実に混ぜるファンタジーが

とてもいい具合で秀逸というか。


タイトルになっている方の話は、

当時私が大好きで笑いながら読んだ

「ホルモォォォォォォーーー!!!」

…的な愉快ファンタジーとは違って、


一人一人の若い尊い命の火を

静かに胸に感じる

オレンジ色したファンタジーだった。


京都の夏、五山の送り火を

たった1度でも見た事があるお陰で


なんとも言えない気持ちで見つめていた

あの時の情景が浮かび

より想像力を働かせることが

出来た気がする。

経験とは大きいなあ。


けどその経験がなく

ホルモーやしゅららぼん的盛り上がりを

期待し過ぎていた娘には

イマイチピンと来なかったらしく、

めちゃくちゃぐっときていた私の話を聞いて

悔しがってました笑



☆次に教誨の方

まず教誨師というのがあり



教誨室まで調べてしまった💦








そこからも分かるように

この話は実子を含む児童2人を殺めて

死刑になった女性の回想と


その遺骨を引き取ることになった

遠縁にあたる主人公(女性)が

世間で言われている事実ではなく

何が彼女をそうさせたのかを知りたくて

真実を探していくというもの。


あれ、これは…!?

ベースは過去に実際にあった事件じゃないの

と気付いたら

小説に色がついてきた感がした。



今度はこっちの事件も検索してしまい

あれこれ読んでしまった。

この事件は当時盛んに報道されていて

私は母親の顔を覚えていた。


小説はあくまでもフィクションだけど

我が子を殺めた時の記憶が無いと言った

この事件について

柚月さんはずっと書いてみたいと

思っていたそう。


育った悪環境、家族の関係性、

閉鎖的な土地での暮らしは

彼女にとってさぞかし

暮らしにくかったことだろう…


また彼女の生まれ持った性質そのものも

どこか少し一般的速度とは

違う様なものだったとしたら?


これが今なら、もう少し…

もう少し相応しい支援とかも

受けられたりしなかったかなあ。


そうしたらこんな、

苦しみだらけの日々じゃなく

また違った人生だったかもしれないじゃない。


最後の盛り上がりに関しては

少し失速した感があったけれど

実際の事件にも思いを馳せた時

そんなふうに感じて哀しかった。


📗📚


夕方は都心の方で初雪がチラついたらしい。

外出先から家族が送ってきたけど

流石に寒かった₍な〜 :( ;´꒳`;):