最近読んだ本の話です。


内容を全く知らずに読み始めて

あ、今の季節にいいかも、、、て思った本

『骨灰』 冲方丁


なぜならホラー小説だったから。


「こわぁ〜〜い💦」

「こわいいい〜〜(´ºωº`)」

と無意識に口から出つつも

すごく面白かった。


都市開発の調査のために

地下深く降りた主人公が

そこで見たもの、起きたことの為に

恐ろしいものに巻き込まれていく。


そんな私の呟きにつられて

娘もついつい手に取り

あっという間に読了。

感想の共有で盛り上がりました笑







こちらも予備知識無しに読みましたら

クローズド・サークルミステリーでした。

『方舟』夕木春央


申し訳ないのですが

その手のストーリーよりも作者の経歴が

気になってしまって…


この方は

とあるカルト宗教を信仰する両親の元に

宗教2世として育った

いわゆる覆面作家。


礼拝、団体、修行合宿、選民思想…等々

小説で読んだようなことを

リアルに体感してこられたもよう。


10代半ば頃から親と折り合いが悪くなり

高校や大学には進学せず

ミステリー小説を読むのに時間を費やしたが

普通の社会経験を積んでいない為

書いていても自信が無い所があるそうで


こういうのを聞くと

勝手に影響を及ぼされた

子どもの理不尽さを思いますよね。


でも今はそこから離れ

冷静に見ることが出来ていて

「書く」という仕事を選択されたのなら


逆に、この作家さんにしか書けないものが

きっとあるのでは…


そう簡単ではないかもしれないけれど

いつか読ませてほしいです。



私も見えないものの存在を

信じていると言えるけれど

こいうい類のものは

見えないからこそより恐怖を感じるし

厄介なのかなと感じました。


(…光一さんは見えないものより

生きてる人間の方が怖いと

言ってましたけどね!)