4月の話になりますが

『マチルダ』観劇しました。


大阪で6/4に大千穐楽だったそうで

無事完走、おめでとうございます。





渋谷のシアターオーブ




原作はチャリチョコでお馴染みの

ロアルド・ダール





(本は知っていても内容は知らなかった。

チャリチョコを光一さんが演ることも、

チケットを購入した時点では

まだ全然知らなかった)






ミス・トランチブル        小野田龍之介

ミス・ハニー                 昆夏美

ミスター・ワームウッド  田代万里生


原作がロアルド・ダールということと

この御三方のキャストで

私は飛びついたのでした。



開演前ヒカリエで

あ、ミス・トランチブルたち発見!

そう、全員男性〜

圧がすごい〜笑




ワクワクしてくる

カラフルな舞台セット




matildaの文字





主役のマチルダちゃんはクワトロキャスト。

私の観た回の嘉村さんは

綺麗な良く通る声で

全てにおいてお見事でした。




自分至上主義の母親から

望まれずに産まれたマチルダですが

幼い頃から才能を発揮します。


…なぜにこんな酷い親から

こんなに能力の高い子供が

産まれたのだ〜〜


(韓国ドラマだったら間違いなく

即、DNA鑑定やな…)



期待した御三方はすごく良かったです。


小野田さんのトランチブル校長、

もうサイコーでした。

ヒッドイ意地悪な役なのだけど

小野田さんの校長は

とても楽しかった!

滲み出るコミカルさがホントお上手。


万里生くんのお父さん役、

常に怒鳴りっぱなしで

詐欺を何とも思わず、自分がルール。

おバカな親が優秀な娘をバカにし続ける

めっちゃムカつくゲスなヤツ

(ごめんなさい)


なんだけど、ど、


おそらく万里生くんが本来持っている

知的で明るくスマートなお人柄のお陰で

あのギャーギャーぶりも

中和されていたような気がします…

さすがです、万里生さん。


昆ちゃんの先生役、

とても優しく心が綺麗で

マチルダに唯一寄り添う姿が

とても美しかったです。



この作品は

オーディションも厳しかったようですし

かなり高度な練習が必要な

呼吸を合わせないとならないシーンが

たくさんありました。


海外では批評家の評価も高く

賞も数々受賞されているとのことでした。



、、、が、実は

私はハマらなかったんです(>_<)



児童文学の方は物語として

きっと奇天烈で面白かったのだろうな

と思うけれど


舞台になると

理不尽な扱いを受けている子供や先生が

マチルダを中心として

「正しくないことを正しくする」為に


えいっと立ち上がり

皆で悪をやっつける!


みたいになのがメインとなる訳で


本当は痛快で愉快なはずだけど

私には少し息苦しかったのかも…


今の時代って

私の若い頃よりもずっと

みんな繊細で傷つきやすい


本当に苦しい人には

立ち上がろうとか言えないし


逃げてもいいんだよって…


マチルダの受けている仕打ちは

それほど理不尽で

最後に親と離れることを選択したのは

とても辛かったと思うけど

私はそれで良かったと思いました。


あとマチルダのお話の部分も

不思議ちゃんで

やがて謎が解けて繋がるのだけど

そこまでが長くてピンと来なかった…


超能力が現れて、使うところも

1度の観劇だと少し分かりにくかった…


あくまでも舞台は舞台、

お話として楽しむべしと

分かっているのですが


でもそこに描かれていた問題は

親子、人間関係、

個人と企業とかジェンダーとか

いろいろなものに置き換えられるし


だからこそ私は

そこにリアルを透かして

観てしまったのかもしれません。


…こんなでごめんね(;´д`)



でもね、評判は良かったと思うし

皆のパフォーマンスもすごかったです

本当に。


皆さま、お疲れ様でした‧✧̣̇‧