今週は「演出家、堂本光一氏」について
でしたね〜

今回の連載、
毎週違う切り口というのが
新鮮で良いですね。

光一さんには表現者としてだけでなく
演出家、脚本家、作曲家等
幾つものお顔があるものね!






いつ頃だったか
光一さんがビバリさんのことを

ビバさんは毎回その日によって
セリフの言い回しや歌い方を
変えてこられるんですね
そしてそれを受けてこちらも芝居が変わる

と感銘を受けられた感じのことを
仰っていたのが印象に残っていて
それは、

これだけ長くやって来られた方でも
決して芝居に慣れるということをなさらず
毎日、その日その時の舞台を
新しく生きていらっしゃることへの賛辞

のような意味だったのかなぁと
私は思うのだけど

そう思うと本当に表現って無限大だし
舞台ってまさに生ものですよね。

光一さんは常にこうして
周りの方々の素晴らしい点を
素直に吸収し、学び
自らの血や肉としてこられたのでしょうね。

また演出家光一さんが今なさっているように

演者一人一人の意見に耳を傾けたり
相手を信頼して任せたりする
素直さや柔軟さには
光一さんご自身の余白を感じるし

それはお仕事だけでなく、
人が成長していく上で
大切なことだと思うのです。


光一さんの言葉の

演者にとっての余白は残しておきたい
役はその人のもの

という、これもすごく納得しました。
お芝居にはその人らしさって
絶対に表れるじゃないですか、
立ち居振る舞いからセリフのひとつにも。

だから同じ役でも
人によって解釈や表現が全然違って
面白い訳でしょう。

演出家としての拘りは持ちつつも、
人に意見を押し付けることなく
その人にとっての役を大切になさる

そういう一見相反することに対する
バランス感覚も
とても優れているなぁ、といつも思います。


あとね
この連載でもSHOCKのパンフでも

越岡さんと松崎さんが
いかに時間をかけて
光一さんとの信頼を築き上げてこられ、
光一さんの良き理解者であるか
というのが分かるのです…

彼らの短い言葉の一つ一つすらも
私には、とても愛おしいよ…(´;ω;`)



作品が"完成"する
それは考えたことがない


そうですよね。
SHOCKは、
進化し続ける光一さんそのものだものね

いつか迎えるその時だって、
きっと完成ではないだろうと思うもの。

またいつか出逢えるんじゃないか…

と、そんな美しい余白を残したまま
そっと幕が降りるのではないでしょうか…